「島の海を見るだけで号泣(笑)」Dr.コトー診療所 クリスさんの映画レビュー(感想・評価)
島の海を見るだけで号泣(笑)
結構厳しめのレビューもあって、なるほど、と思う反面、
他人様のご意見はどうあれ、
もう、オープニングから涙でっぱなしでした。
上空から一面の海と島に向かう船を見るだけで涙、
診療所を見るだけで涙、
「もう、大丈夫ですよ。」とコトー先生が言うだけで涙、
海を背景に自転車で坂道を登るコトー先生を見るだけで涙・・・笑
しかし、ストーリー展開は、重いですね・・・・・・!
コトー先生の献身的な医療っぷりを見て、
ハント先生の言うことは非常に常識的で、本当にその通りだ、と思える反面、
目の前に助けなければいけない人がいたら、
自分が病気だろうが、なんだろうが、助けるまでは死ぬわけにはいかない、
コトー先生の職業的使命感みたいなもの、
常識を超えて生かすために医療する姿勢は、感動してしまいました。
タケヒロくんも、医者になれなかったのは残念だったけど、
島に帰ってきて、Dr.コトー診療所で原点回帰し、
ラストは大学に復帰していたようで、嬉しかったです。
「医者でなければ人を助けられないと思うなら、
君は医者にならなくてよかった」
コトー先生がタケヒロに向けた、このようなセリフがあったのですが、
このセリフもすごいなぁと思いました。
この一言が届いて、
クライマックスでタケヒロは、
懸命に、心臓停止したおじいさんの心臓マッサージに取り組むので・・・・・・
クライマックスの土砂被害で病院は病人が溢れ、まさに地獄のような展開ですが、
映画の場面だけれど、そこだけ舞台を観ているような気分でした。
タケトシさんが、ドラマでも、コトー先生を支えてくれますが、
今回も、ダウンした先生にカツを入れて復活させてくれます。
途中、亡くなったのか・・・・・・?
と、アベンジャーズでアイアンマンが息たえたシーンを彷彿とするシーンがありましたが、
夢でも、先生が、子供を抱いて、島で幸せそうに暮らしていられるのなら・・・・・・
ラストへの展開、
受け手に自由に受け止めたり考えてもらいたかったのか、
時間が足りなくて映像的な説明が不足してしまったのか、
分かりませんが、
私は、温かい気持ちになれました。
映画って、やはり、時代の象徴というか、旬があって、
「Dr.コトー診療所」は、このフルメンバーが今回は最後かも、と言う思いもあるので、
本当にやってくれてよかったなあと思いました。