「すっきりしない終わり方」Dr.コトー診療所 りのりんさんの映画レビュー(感想・評価)
すっきりしない終わり方
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1話から見てきました。最初はすごく感動して見ていました。ただ回を重ねるごとに辛い内容が増えてきていて今回の映画。これだったらなかった方が良かったです。
あやかさんのお母さんが元気で生きてる姿は見れてよかったものの、島民がコトー先生だけに寄りかかっていた結果が先生の失明ですよ。
急性白血病で明日にでも亡くなる可能性があるなら、コトー先生にはすぐにでも入院してほしかった。
島の皆さんをこれからも診ていきたいなら、あやかさんと子供が大事ならなぜすぐに大きな病院に行かなかったのか。
そんなコトー先生の容体を知っておきながら我先に自分をみてほしいと訴える島の身勝手な人達。
何度言われても薬を飲まず、避難所から勝手に帰ってしまい倒れてかつがれてくる西野さんのおばあちゃん。
鼻血を出しながら目を充血させながら身を削って
手術を無事に終わらせて、喜ぶ島民たち。
後ろから背中しか映らなかった先生はどんな顔をしていたんだろう。
最後のいつも通りの島民たちの笑顔がなんか怖かった。診療所にいる先生の目は歩いてきた子供さんがはっきり見えてないようでした。
高橋海人役の先生はまっとうな事を話していました。けれどコトー先生の目のかわりに、タケヒロくんが先生になって戻ってくるまで島に残ることにしたんじゃないでしょうか。
これが離島の現状と言いたい映画だったのかなとなんとも言えない気持ちで見終わりました。
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