劇場公開日 2025年5月30日

「トータルで考えると続編が楽しみになるくらいに面白かった」ヴィクラム kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0トータルで考えると続編が楽しみになるくらいに面白かった

2025年6月4日
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鑑賞方法:映画館

考えてみると「RRR」から後のインドのアクション映画は盛り上がりに欠ける(あくまで個人的感想だけど)。続編ありきの脚本に、わかりづらい設定と展開(登場人物の多さも影響している)。アクションはそれなりにすごいけど意外と退屈な映画が多かった。本作はそういう意味で久々に結構面白く観ることができた。
殺人ではない声明だとのメッセージを警察に送りつけてくる犯人グループ。役人ばかりが狙われる連続殺人は何が目的で誰の犯行なのか。って序盤なのだが、予告編で息子を殺された男が復讐に走る話って説明されているので、いやいやこの人が復讐するんじゃないの?と思ってしまう。序盤の流れを大事にして復讐劇を隠した予告編を作るとカマル・ハーサンの映画としての宣伝ができない。予告編の作り方って難しいと感じる。
正体が分かってからの後半は、アクションのてんこ盛りで楽しかった。バッタバッタ倒して、ドカドカと撃ち殺していく。細かい展開の粗さはあるけど気にしないことにした。そしたら気持ちよく観ることができた。あぁ、この流れは孫が引き継ぐ流れかーなんて思っていたけど、そんなフラグを平然とスルーしてくるところも笑える。
そして続編があると宣言しないのも久々かもしれない。いや、続編はあるはずなんだけど。他の人レビューを読むと他の作品と世界観を一にした映画なんだとか。そしてやはり続くみたいだね。一安心。久々に次を楽しみに待てるインド映画が現れた。

kenshuchu
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