「喫茶店の窓辺などでの一見淡々とした、一対一の会話シーンが連なっていく」窓辺にて jsさんの映画レビュー(感想・評価)
喫茶店の窓辺などでの一見淡々とした、一対一の会話シーンが連なっていく
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という作りの中に単純には言い表せない微妙な機微が描かれ、見えない緊張感や不安定感に目が離せなくなっていく。それでいてちょっと奇妙でなんだかユーモアが常に感じられる。
序盤は律儀に1ショットの切り返しでテンポよく描かれていた会話が、微妙な関係や状況が現れてくるにつれ2ショット(あるいは3ショット)の長回しとなり、役者たちの芝居に委ねられていく。脚本と演出と演技が一体化した気持ちのよい作品。
そして古典的な喫茶店で紙の本を読みながら休日を過ごしたくなること請け合い。
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