「「窓辺にて」を観て個人的に思ったことをダラダラと綴る。」窓辺にて えみさんの映画レビュー(感想・評価)
「窓辺にて」を観て個人的に思ったことをダラダラと綴る。
言葉の表現がとても難しいのだけど
きっと茂巳さんは紗衣さんのことを好きとか嫌いとかではなく愛していなかったわけではなかったと思う。
ただ自分の中に浮気をしてる彼女に対して怒りが湧かなかったのことに、他の人にはない感情があることにズレを感じていたのかな。
だから、どうするべきかで悩んだわけだし、このまま夫婦の生活を続けても相手に失礼だと思ったので別々の人生を選ぶ選択をしたのかと感じた。
そしてもう1組の有坂夫婦には浮気の話をしたのかしなかったのかと想像するが、そこはなかったのかなと。マサさんは臆病でそれを埋めるようになつと不倫関係にあったのかと考えると中々酷いともとれるが、誰かに縋りたい時もあるだろうし、それが本来に妻に向けられるべきなんだけど、大切にしたいからこそ切り出せないことがあるなと考えると、なつさんは気の毒だけど意外とあっさり切り抜けてそう。
茂巳さんが別れ話を切り出す時の円さんについてはすごく自然で茂巳さんらしかった。
ところで、倉さん演じていた優二がめちゃめちゃ可愛い人なんだか。もう後半可愛くてずっと笑ってた。なんて、愛おしい人なんだろう。
そしてマサさんを演じる若葉さんのTシャツに小さい狼か犬のプリントは「街の上で」の青の大きい狼か犬のプリントTシャツを思い出したし
優二を演じる倉さんのバイクのナンバーが湘南というところがドラマ「his」を思い出しニヤニヤ。
タクシー運転手も初のパチンコで大当たりをだす、なにげないシーンがとても好みだった。
不倫をしてたなつさんが円さんの小説を紹介するのを見る紗衣さんも、その小説の感想について、モデルとなってる茂巳さん目の前に「最低」と放つ優二がいるのもすごく面白い偶然で、そこが映画らしい。
私は感想書くの苦手なんだけど、この映画を見てこう思ったというのを残しておきたいので残しておきました。
登場人物に自分を重ねると言うより、存在する人物たちを遠巻き且つ客観視するかたちで映画に見入ってしまった。