劇場公開日 2022年11月4日

「不思議な恋愛」窓辺にて りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0不思議な恋愛

2022年11月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

萌える

元小説家で今はフリーライターの市川茂巳は、妻・紗衣が編集者として担当してる作家と浮気していることに気づいていたが、それを妻に言えずにいた。そして、茂巳は妻の浮気を知ってるのに怒りがわかない自分に悩んでいた。そんな時、授賞式で高校生作家の久保留亜に出会い、彼女の受賞作、ラ・フランス、の内容に惹かれ、その小説にモデルがいるのなら会わせてほしいと頼んだ。
留亜の彼氏や伯父さん、茂巳の友人の有坂と有坂の妻、有坂の浮気相手など、それぞれが愛について考え、思い、・・・てな話。

激動のストーリーがある訳じゃなく、浮気がわかってからも修羅場にもならず、結論が出たようで出てないのかも、って感じ。でもなぜか引き込まれる、そんな不思議な作品だった。
恋人、浮気、愛について、そんなこともあるなぁ、って考えさせられ、面白かった。
今泉監督の脚本は合うのかも。
稲垣吾郎の淡白な愛の表現は似合ってた。
紗衣役の中村ゆり、留亜役の玉城ティナ、有坂の妻役の志田未来など、夫や彼氏に対する想いを上手く演じてると思った。
個人的には、有坂の浮気相手、なつ役の穂志もえかが可愛くて魅力的だった。

りあの