「インディ・ジョーンズ初見の感想」インディ・ジョーンズと運命のダイヤル といぼ:レビューが長い人さんの映画レビュー(感想・評価)
インディ・ジョーンズ初見の感想
非常に有名で人気も高いインディ・ジョーンズシリーズですが、私はこのシリーズ初見です。
そのため、おそらく本作の随所に散りばめられていたであろう過去作ファンへのサービスみたいなものは全く分からなかったという前提でレビューを書きます。
結論ですが、「つまらなくはなかったけど人にオススメできるかと問われれば微妙な出来」といった感じ。貶すほどつまらなくも無いけど、とりわけ面白いわけでもない。シリーズファンが感動できるシーンも随所にあったらしいですが、私はそのシーンには全く気が付かず、泣きもしなけりゃ興奮もしなかったですね。
他の方のレビューを見るに、過去作のファンからの評価は比較的高いと感じますので、過去作ファンの方にはオススメです。初見の方は、サブスクとかレンタルDVDとかで過去作を観てからの方が良いと思います。
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考古学者であり冒険家のインディ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)の元に、かつての相棒の娘であるヘレナ(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)が現れる。ヘレナはインディが若き日に入手した秘宝「アンティキティラのダイヤル」の話を彼に持ちかける。時間を操って歴史を変えるという驚異的な力を秘めたダイヤルを巡り、インディの前には因縁の宿敵であり元ナチスの科学者、フォラー(マッツ・ミケルセン)が立ちふさがる。
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冒頭の列車アクションシーンは結構良かったと思います。物語の冒頭としてバッチリなツカミ。インディーとフォラーの因縁を示すシーンとして分かりやすかったですし、CGも多用したアクションシーンは迫力もあったし、続く老いたインディーが登場するシーンでの「もうお爺ちゃんじゃん!!」ギャップも効いています。
映画冒頭から終盤に掛けて、随所に盛り上がりシーンが用意されているので、2時間半という長めの上映時間ですが全く飽きずに鑑賞することができました。
一方で、正直後半のアクションは肉弾戦のアクションが少なく、カーアクションメインになっているのが少し物足りなさはありました。序盤の列車アクションが盛り上がっただけに、なんだか尻すぼみというか右肩下がりな感じが否めません。
また、元も子もないことを言いますけど「こんなヨボヨボになったインディを観たいファンおるんか?」という疑問を上映中感じてしまいました。もうおじいちゃんです。私はシリーズファンじゃないんで憶測で話しますけど、ファンの中でも「老いたインディなんて見たくない」って人も一定数いそうな気がします。
良かった点もあるし、悪かった点もある。つまらなくはないけど、特別面白いわけでもない。
なんとも中途半端な映画だったように感じます。