「嘘を考える」もうひとつのことば odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
嘘を考える
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テーマが嘘とは妙な映画を作ったものです、映画より脚本・監督の堤真矢氏の制作動機が知りたく成りました。劇中で人間は嫌いだというセリフ、シーンがありましたが監督の本音かもしれませんね。おそらく、軽重は別として嘘をついたことのない人は稀有でしょう、むしろ、昨今のネットの匿名性に乗じたフェークニュースの蔓延やアメリカでのトランプ人気などをみていると、本質的な問題と言う気もします。
詐欺師なら言うまでもなく犯罪者ですが、どこにでもいる若者をつかって悪意のないグレーゾーンの嘘を語らせて視点を身近に設定、そういう意味では反面教師的な効用を狙ったのかもしれません、シュールですね。
ただ映画では、嘘は英語だけ、日本語では嘘はつかないとしているのは多少は自責の念が無い訳では無いものの、嘘つきゲームの類は観ていて不愉快さが拭えません、尺が短いことがせめてもの救いでした。
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