「とても寂しい」ダウントン・アビー 新たなる時代へ lumos97さんの映画レビュー(感想・評価)
とても寂しい
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ダウントンアビー がひとつの時代を終える大きな節目の作品となった。シリーズを通して演じてきたベテラン俳優からは、心なしか演技を超えた生々しい表情さえ読み取れた気がした。今作は映画の撮影を許可することになりトラブル続出の屋敷と、一方では南仏の別荘の相続をめぐり、バイオレットの過去がさまざまな憶測を呼ぶという2つのストーリーが並行して進む。それらの決着を見届けて大きな存在が逝ってしまう。笑ったり喜んだりしていた後だけにショックが大きく、使用人の1人になった気分で涙した。印象的な場面がたくさんあって、それぞれの人物が好きになる。観るたびに思い入れが深くなるこの館が大好きだ。
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