「超クールなお祖母様・バイオレット(マギー・スミス)様からメアリーへのバトンタッチ物語。」ダウントン・アビー 新たなる時代へ kumiko21さんの映画レビュー(感想・評価)
超クールなお祖母様・バイオレット(マギー・スミス)様からメアリーへのバトンタッチ物語。
「新たなる時代へ。(A New Era)」という副題が全てを語っている。バトンを渡された者たちに記憶されている限り、人は死なないのでしょう。だから、大好きな人物が逝ってしまっても悲しくないのだと思った(もちろん実生活ではそうもいかないでしょうが)。それにしても、ネタバレになるので要注意ですが、「強さ」に支えられた「かっこよさ」はすごいなと思った。終わってみればバイオレット様のような老人になりたい自分に気づくばかりでした。(ボケるどころか英国式ジョークにどんどん磨きがかかっていた。)
もちろん、偽りなく全編通じてシリーズの集大成!エンタメの最高峰!ロケ地最高!映画館で是非!ものです。
ラストの「死の象徴」から「生命の誕生礼賛」への転換のシークエンスも印象深かった。誰もが、先日の彼の国の国葬と重ね合わせたことでしょう。
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