あなたがここにいてほしいのレビュー・感想・評価
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【”傍にいてくれるのが、私の幸せだったのに・・。”10年に亙る男女の一途な恋を描いた切なすぎる恋物語。再後半の展開は、涙が溢れます。】
<Caution!内容に触れています。>
ー 今作を鑑賞した理由は、リン・イーヤオを演じたチャン・ジンイーを、今春公開された「無名」で観たからである。
透明感溢れる美しい女優さんであり、それは映画初出演の今作でも同様であった。
更に言えば、高校時代にリン・イーヤオに一目ぼれして、全校生徒の前で告白した、漢気があり、リン・イーヤオへの想いを貫く一途な男リュー・チンヤンを演じたチュー・チューシャオも、実に魅力的な若手俳優である。
今作では、二人の純愛を軸にしながらも、現代中国の経済的に恵まれない男性の未婚率の高さも描かれている気がするが、あんまりそのような事は考えずに、素直にこの美しくも切ない純愛物語の世界に浸り、涙するのが良いのではないかと、私は思います。-
悲恋ありき?
中国の結婚事情を調べると結納金や家の用意など新郎側の経済的な条件は厳しいそうだ、そんな事情もあり結婚しない若者も増えているという。おそらく、製作陣はそんな現状に危機感を持ち、若者に主体的に幸せをつかんでほしいと気づかせるために悲恋の純愛映画をつくったのでしょうかね。
鑑賞しようと思ったのは邦画のタイトルへの違和感、「あなたがここにいてほしい」ですが普通、”が”ではなく”に”を使うでしょう、「あなたにここにいてほしい」。
助詞の使い方を調べてみると”が”は主体的な強調意図がある場合とありましたので間違いでは無いようです。原題は「我要們在一起(私たちは一緒にいたいです)」。
主人公は彼女に恋文を送ったことで高校退学、え!、そんなことで?。
それでも、なんとか想いは通じたようで一緒に住むマンションの頭金を捻出しようと工事現場で懸命に働くも、上司の不正や友人の資金着服などで挫折の連続、地方の工事に単身、出稼ぎにでるが事故にあってしまう・・。
彼女の家は裕福でもないようだが大学院まで進学、学者を目指しているのかと思ったら銀行の窓口係に就職。共働きは中国では当たり前のようなのに何故もっとはやく就職して家庭を築こうとしなかったのか引っ掛かりました、まあ、悲恋ありきの構想なのでしかたないでしょう・・。これを観た若者がやっぱり愛だけでは結婚生活は難しいとおもったか、二人で考えれば道はあるかと思ったか聞いてみたいものです。
おすすめしたい。はっきり言って名作!
「中国映画ってまだ劇場で見られるチャンス少ないし、星の数(口コミ評価)も良さそうだから、この映画気になるな」くらいの軽い気持ちで見に行きましたが、もうめちゃくちゃ心揺さぶられました。
【★以下ネタバレ注意★】
どんな時でも思い合って、信じあって、支え合う。真っ直ぐで優しくてがんばり屋な二人。そんな二人がただ笑って静かに暮らすことすら許されないなんて・・・。世の中ってなんて残酷なんだろう。
高校での出会いのシーンの瑞々しさに二人の明るい未来を祈り、苦労を重ねながらも少しずつ前に進もうとする若い二人の姿に将来の幸せを祈り、狂ってしまった二人の歯車がもう一度動き出すことを祈り・・・。
もしかしたらこういう結末もありうるかも?とは頭のすみっこの方でなんとなくは思っていましたが、それでも二人の幸せな結末を終始祈らずにはいられませんでした。
夜に建設中の新築マンションに忍び込んで「エアー新生活」するシーンも素敵でしたね。
上映時間105分(?)だとは信じられないほど濃密で見応えありました。
また主役お二人が高校生~20代後半までを違和感なく演じ分けていらっしゃったのでびっくりしました。他の出演作があればそちらもぜひ見てみたいです。
台湾青春映画のようでした
ヒロインが可憐でひたむきで、男の方は要領が悪いのだけれど素直で誠実で、ハッピーエンドになればよいのになと思ってみてました。南京や中国郊外の映像もきれいで、シネマート新宿の高い天井で意外と広々とした空間にあっていました。
吹替鑑賞
2人の愛!
最初は、高校時代の一目惚れ、全校放送での告白。
2人のいちゃいちゃが、最後まで続くかなと思ったけど、ラストは悲しい結末。
でも、最後メールが送信できてよかった!
なんで、吹替鑑賞作品があったのだろう?
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