「神は彼を背負って歩いた」C.R.A.Z.Y. 猫柴さんの映画レビュー(感想・評価)
神は彼を背負って歩いた
1960年生まれ 5人兄弟の4番目ザックは
クリスマスの日生まれ、一時呼吸が止まるが蘇生し
信教深い母に『特別な子』と言われ育つ。
7歳の頃に父にLGBTを疑われ自分でも
葛藤しながら普通になりたいと強く願いながら成長する
年の離れた兄弟達とは特に仲良くもなく
特に次男のレイモンには薄い憧れを抱きつつも
何度も衝突を繰り返す
『男らしさ』を求める父ともたびたびぶつかるが
この父が、パーティーのたびに同じ歌を唄ったり
子供をバレバレなのにコッソリ贔屓したり
なんか憎めない父にきちんと描かれている。
男性に惹かれてながらも嫌悪したり
複雑な感情がとてもうまく描かれていると思った。
このストーリーに
60〜80年代のファッション、音楽、インテリアが
ザックの成長とともに絡み合っていくのが
観客を飽きさせることなく
楽しめました。
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