「CRAZYまた割れるか!」C.R.A.Z.Y. momoさんの映画レビュー(感想・評価)
CRAZYまた割れるか!
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予想を超えて素晴らしかった!クリスマス生まれのザックのLGBTへの苦悩をベースとして、イカした音楽に乗せて家族の絆が描かれていました。
C→クリスチャン→活字バカの真面目くん
R→レイモン→モテ男の不良
A→アントワーヌ→筋肉バカのマッチョマン
Z→ザック→LGBTとクリスマスに生まれた上に父親の古い価値観との葛藤の思春期を過ごす主人公
Y→イヴァン→末っ子キャラ
の5人兄弟。
父の大切にしているCRAZYというレコードを割ってしまうザック。
自分探しの旅のエルサレムで奇しくも同じレコードを見つけるも、再びいとこが割ってしまうシーンではうわっ!
という声が私も含め劇場のあちらこちらで響き渡りました。
レイモンの葬儀では元カノが虐げられて別れても参列する健気さにうるうる。
からの、母親のアイロントーストたるや!
レイモンが好きだったアイロントーストを焼き続ける母ちゃんの姿に胸が痛みました。
デヴィッド・ボウイ、ピンク・フロイド、ローリング・ストーンズなど名曲の数々にドキドキ。
父ちゃんがたまに歌う歌は、日本で言えばマイウェイだ。
マイウェイを歌う憎めない旧態依然おじさんそのものだ。
ザックの彼女に関しての関係はボヘミアン・ラプソディのフレディ・マーキュリーを彷彿とさせました。
時を経て、父も寛容になり、家族は続いてゆく。
もっとたくさんの人に観て欲しいスタイリッシュな映画でした。
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