劇場公開日 2022年7月29日

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「こういう映画、見たかった」C.R.A.Z.Y. talismanさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0こういう映画、見たかった

2022年7月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

パパは音楽大好きで人前で歌う唄が決まっている「マイ・ウェイ」おじさん。でもこれほど家族と向かい合い笑い喜び怒り心配する父親は居ない。ママは子ども皆を愛して聖地エルサレムに憧れている。ザックとは心が通じているからどんなに離れていてもザックの苦しみがわかってしまう。そして遠くからザックを救う。神からギフトを与えられたのはザックだけでなくママもだと思う。

ザックは喘息治したい。吸入器から解放されたい。その治したい喘息にザックの葛藤や父への憧れや自分のアイデンティティの不確かさへの苛立ち全部が込められているように思った。子ども(すごく可愛い。監督の次男!)のザックが青年になるのが水の中!「いだてん」の河童のまあちゃん(阿部サダヲ)同様。

実際と想像が混ざり合う映像、その映像と登場人物に伴走する音楽の数々、編集がとても素晴らしいと思った。当時のファッション、キッチュな小道具、タバコ、ブルース・リーやデビッド・ボウイの真似、部屋に貼られたポスター、車、個性が際だって皆がいい顔してるファミリー。特に心優しくハンサムなザック、髪型変えたりメイクしたりどんな服装もとても似合ってた。悩みや葛藤はまだまだ続くけれど、ぶつかって愛し合ってハグして心配しあってる家族は、どこにでもありそうで、もしかしたらどこにもない夢の家族なのかも知れない。

talisman
Bacchusさんのコメント
2022年7月30日

お母さんの唯一?奇抜なところがトーストですかねw
私はこの兄弟達よりも少しだけ下の世代なので、懐かしさみたいなものはほぼ感じられませんでしたが、なかなか良かったです。

Bacchus
NOBUさんのコメント
2022年7月30日

今晩は。
 お久しぶりです。
 今作のレビューが、たった4件・・。
 多くの人に観て貰いたいなあ・・。
 観客は、たった4名でした・・。何故だろう。

NOBU