「【C.R.A.Z.Y.が頭文字の5人兄弟と、両親との関係性の変遷を、1960年代当時の同性愛者への偏見を背景に描き出した作品。家族とは、時にぶつかり合いながらも、深い絆で繋がれているのである。】」C.R.A.Z.Y. NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【C.R.A.Z.Y.が頭文字の5人兄弟と、両親との関係性の変遷を、1960年代当時の同性愛者への偏見を背景に描き出した作品。家族とは、時にぶつかり合いながらも、深い絆で繋がれているのである。】
ー 1960年のクリスマスに、カナダの地方都市で生まれたザック。(マルクアンドレ・グロンダン)は、怪我人の事を考えるだけで、その人を直す事が出来る特別な才能を持つと、周囲から信じられている。ー
・だが、3人の兄との関係は最悪。(その後、5男が誕生)
・ザックは、父ジェルヴェから愛されつつも、幼き時に生まれたばかりの5男を女装して面倒を見ていた事を見られた事から、同性愛の傾向がある事を激しく非難される。
・そんな、ザックが自らの誇りを守るために頼ったのは、ガールフレンドのミシェル、ロックンロール(特に。グラム・ロック)、母が憧れる聖地巡礼・・。
・だが、救いへの道はナカナカ見つからない・・。
・そんな中、ザックとの関係性が最悪ながら、実は最も近い存在だった次兄レイモンの薬物死が突然訪れる・・。
<ザックの家族が兄弟たちが小さき時から参列する、それぞれの想いが交錯するミサや、長兄の結婚式、次兄の葬儀などの儀式の描き方が秀逸である。
ザックが成人し、エルサレムを旅している時に見つけた、幼き時に割ってしまった父が大切にしていたレコードを見つけるシーン。
そして、初の男性との経験後、砂漠を歩くザックの姿の映し方。
又、デヴィッド・ボウイのペインティングの真似をしたザックが愛するボウイの名曲”Space Oddity"などの歌が物語を彩る。
今作は、深い繋がりがありながら、時代的な同性愛者への偏見やお互いの齟齬により、時にいがみ合いつつも、根底では深くつながっている家族愛を4男ザックの人生を軸に描いた物語である。>
■何故、この作品が2005年に日本で公開されなかったのであろうか・・。
謎である。
こんにちわ😃私見では2005年にはジャン=マルク・バレ監督がまだ無名だったのでは?ダラス・バイヤーズで名が知れる様になったのか?い監督はいい俳優に作られるのかな?さて、愛知女性映画祭ですが(この名称も世の中の流れにそぐわない様な気がする)シネマラリーがあるようですょ。半券かレシートを葉書に貼る法式で8/26(金)~
愛知国際芸術祭も開催中だし、大忙しになりそうです。