「山や山登り好きには堪らない映画だろうと思う。そうでもない私としては、“今日友達と遊ぶことが人生の全てだった子供の頃”を思い出させる二人の少年時代の映像が脳裏を離れない。」帰れない山 もーさんさんの映画レビュー(感想・評価)
山や山登り好きには堪らない映画だろうと思う。そうでもない私としては、“今日友達と遊ぶことが人生の全てだった子供の頃”を思い出させる二人の少年時代の映像が脳裏を離れない。
①「二人の青年の真の友情物語」くらいの前知識しかなく観始めたので、二人の少年時代の描写が結構長いのに最初は戸惑った。
しかし、後々青年時代の二人が登場し、15年ぶりの再会にも関わらずすぐに友情を復活させ、ピエトロの父親の言葉通りの家を二人で建て、その後も付かず離れずの友情が続く中で、その少年時代の二人の姿が常に脳裏に甦って、二人の友情の始まりを確認しつつ現在の友情を再確認する。
恐らく、この効果を狙って少年時代の描写を丹念に長く撮ったのだろうか、と思える。
私としては、何の打算も思惑もなく、ただただ一緒にいて楽しく気が合うから友達となって遊んだ幼い日々が思い起こされて懐かしかった。いま現在、その頃の友達たちの中でピエトロとブルーノみたいにいまだに友情を育んでいる友達はいないけれども。
②映画の殆どのシーンはイタリア北部の山岳地帯である。街(トリノ)のシーンは数える程しかない。どうも山は忙しない下界とは違う時間の流れ方をしているようだ。
後年ピエトロが訪れるネパールもカトマンズのような都会ではなく山岳地帯である。
ほぼ2時間強、雄大な山々の威容と同じく映画も悠々としたスピードで進行していくが、もしそういう山で流れる時間も計算に入れた演出の工夫としたら大したもの。
③
もーさん、コメントバックバックありがとうございます。
(心臓バクバクみたい…)
>鳥に食べられることで「天」に行ける
あぁ、なるほど。納得です。
…けれど
高い所は苦手なのでやはり遠慮したいです。@_@;
霧のように消えていく…なんていうのがいいかも。
…光を浴びたドラキュラみたいですね ・_・
そうなんです…死んだ後だから痛くないんです(死んだことがないから約束出来ませんが)…。鳥に食べられることで「天」に行く…という考え方ば背景にあるそうで…私としてはちょっと憧れます…火葬したらCO2排出しそうだし…土葬されてゾンビになったら嫌だし…😅
もーさん、コメントありがとうございます。
鳥葬を暗示させる場面…ですよね、やはり。
ただ、自分だったたらイヤかなぁ…。痛そうです…。×_×
※ あ、死んだ後だからいいのか