シャーク 覚醒のレビュー・感想・評価
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【”これ以上、逃げない。”今作は、高校で苛めを受けていた少年が、苛めの相手を大怪我させ、少年院に入っても苛めを受けるも、ある男から技を学び道を切り開く物語である。】
ー 最初に敢えて書くが、苛められたら苛めの相手から逃げるのも大切だと思う。
学校なら転校。社会人なら転職。
けれども、それが嫌な人は、暴力ではなく解決する道を探るのが良いと思う。
今作は、苛めに対し、母と妹を強盗3人に殺されたために、その強盗を殺した格闘技チャンピオン、チョン・ドヒョン(ウィ・ハジュン)の指導で身体を鍛えて対抗する少年ウソル(キム・ミンソク)の物語だが、映画としてはマアマア面白い。
そして、面会に来た且つて自分を苛めたために、右目を失ったソクチャン(チョン・ウォンチャン)との再会から、出所した時の二人の対決を描いている。
弱っちい少年ウソルが、激しいトレーニングを”これ以上、逃げない。”と言う想いでこなす姿と、強くなっても少年院の中で自分からは手を出さず、売られた喧嘩は買って、徐々に少年院の中で友人が増えていく様も良い。
観ていれば分かるが、少年ウソルは、身体を鍛えながら、自分の弱き心も鍛えていたのである。この作品のポイントはそこにあると思ったな。
右目を失ったソクチャンは、予想通りならず者になりウソルの出所を待って対決するのだが、唯一ソクチャンを買う所は、独りで来た所かな。
彼も又、ずっと孤独だったのだろうな。
私の経験だと、苛める奴は、実は徒党を組む弱っちい奴が多い。
だから、私はそんなには経験は無いのだが、そういう奴に絡まれた時は、最初は逃げたモノであるが、しつこい時には、わざと苛める奴のみを”皆が見ている前で”最短左ストレート(オイラは左利きさ。で、フックは駄目さ。)で、チン(顎ね。)を打つと大体仰向けにひっくり返って、逃げ出したモノである。
そうすると、そいつは二度と私に絡まなくなったし、体面も無くなって静になったモノである。
だが、それで自分が徒党を組んで苛めっ子になるという愚だけは犯さなかったな。父からキツク言われていたからである。じゃーね。-
狩るか、狩られるか?!
おら 強くなりてえ
格闘シーンの迫力とスピード感!
いじめられっ子か格闘技を習い強くなる話といえば「はじめの一歩」を思い浮かべてしまう。そして少年院での格闘といえば、当然思い浮かぶのは「あしたのジョー」。そう、この「シャーク」という映画、どうしても「はじめの一歩」と「あしたのジョー」のイメージから離れられないのだ(どちらかというと一歩のイメージが強め)。
主人公ウソルが格闘技を習うのはおじさんではなく、同じ少年院に入っている総合格闘技の元世界チャンピオン。2人の師弟関係がいい。最後のシーンも微笑ましかった。でも、それだけでなく、少年院の中を仕切ってるトップ3との関係性がまた面白い。別の班の班長2人と戦うシーンは今までの自分を乗り越えるシーンとして感動的。その後4人で集まるシーンも個人的にはすごく好きだ。マンモス西が仲間になるみたいなやつ。だから、最後の格闘シーンはおまけみたいなもの。どういう勝ち方なのかが大事だが、あまり心が揺さぶられることはなかった。
それでも全体的に飽きることはなかったし、マンガ的で超人的な動きはないので安心して観ていられるアクション映画だった。実は本作の1番の魅力は格闘シーンの迫力とスピード感。韓国映画はこの手の格闘シーンの描き方が抜群にうまい。
バランス
昔少年チャンピオンでよく見た喧嘩漫画パターン
シンプルで面白かった。
web漫画が原作らしいですが、物語的にはまんま、昔の少年&ヤングな「チャンピオン」系(「ヤングアニマル」にも合いそう)。
いじめられっ子ウソル(キム・ミンソク)が、少年院で総合格闘技の元世界チャンピオン・ドヒョン(ウィ・ハジュン)に弟子入り。
少年院に入るきっかけになった同級生で、ヤクザになったいじめっ子と出所後に対決、という王道展開。
何がいいって、主演二人の肉体美ですね。
人によっては、二人の身体(と邪なBL目線)目的で行く場合もありそう。
ミンソクがハジュンを見て、「兄貴」って言いながら頬を赤らめつつ微笑まれても困るw
(この後、ウソルが総合格闘技のリングに上がれば、「マガジン」系になるのだが…)
最終決戦で、命を奪わないのはいいとしても、ずいぶんあっさりとした幕引きなのはどうか?と、思いました。
肝油があるからね
ネガティブな内容のはずなのに…
韓国映画の醍醐味が詰まっている
初っぱなからかなり刺激的なシーンと映像で震え上がらされ、そこから心を鷲掴みにされて引き込まれた感じです。
最初に刺激的なシーンをもってきてから状況説明に入っていく展開は本当に上手だと思います。
登場人物がほぼ男のみで塀の中の話とくれば、泥臭さしかないはずなのになぜか爽やかさもある。
手に汗握るシーンあり笑いありホロっとあり面白かったです。
夕焼けを見ながらパンをかじる後ろ姿のシーンがよかった。
ドヒョンがウソルにもっと食べろと言って大盛りのお茶碗と取り替えるシーンがよかった。
〇〇サイド、△△サイドみたいな感じでほかの登場人物のサイドからの物語も見てみたいです。
ストーリーとは関係ない邪な目で見た感想(笑)
ウィハジョン氏。キレイなお顔で脱げばアスリート並みの肉体美。
肩甲骨がとても美しくうっとりしました。
キムミンソク氏。初見でしたがどことなくユアイン氏を思わせる眼差しで今後の作品も見てみたいです。
最初はひ弱な感じだったのに立派に鍛え上げた姿に感動しました。
韓国映画ではよく出てくるけど「ヒョン…(兄貴)」のセリフが好きすぎる。
おびえる小動物がサメになるまで
格闘シーンは、肉を打つ音が響いてきてなかなかの迫力。ハイキックがこめかみに直撃するところは、めちゃくちゃ決まっている。
いじめられっ子が、格闘技の特訓を受けて悪と対決する話だけじゃありきたりだけど、この物語はひねってある。
主人公のウソルは、はずみでいじめっ子を刺してしまって、少年刑務所に入ることになってしまう。弱肉強食の世界では、ひ弱なウソルは当然、ターゲットにされてしまうけれども、過剰防衛で有罪になってしまった総合格闘技のチャンピオンのドヒョンに助けてもらう。
ここからは一直線で、ヤンキーandスポ根でウソルが這い上がっていく僕の大好物なストーリーが始まる。
『The Beginning』と謳っているから続編があるんだよね。カタルシスがまだまだ足りません。
喧嘩の弱者から勝者へ
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