「主役の存在感こそ、この映画の命」ゴールデンカムイ ジサイさんの映画レビュー(感想・評価)
主役の存在感こそ、この映画の命
203高地の場面は今までで描かれた日露戦争の映画でも一番迫力があった。そこで手を抜かなかった撮影陣に最大級の賛辞を送りたい。
そしてそこでの山崎賢人の主役としての存在感、映画を引っ張る力量が半端ない。
戦争シーンでの杉元の生命力こそが、全編を通してこの映画の命としてみなぎっていた。
戦争でたくさん人を殺して暗い目をした杉元に対しアイヌの清らかな精神性を象徴するアシリパの純真さも素晴らしい。他の脇を固める人たちも個性を突き詰めて、漫画でのキャラクターに命を吹き込んだ。
日本でもこんな面白い映画できるんだと思うとワクワク。続編いつだろう。楽しみ。
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