「連続活劇のはじまり」ゴールデンカムイ 山の手ロックさんの映画レビュー(感想・評価)
連続活劇のはじまり
原作漫画、アニメともに未見なので、まっさらな気持ちで観た。
冒頭、203高地の壮絶な戦闘シーンから、この作品の映像化に向けた作り手たちの気迫が伝わってくる。
続いて、厳寒の北海道の雪原。熊とオオカミのCGが見事。ここのクオリティが低いと、映像作品として成立しないぐらい。コジラもそうだが、日本映画のVFX技術も進歩したものだと感心する。
今作に出演もしている秋辺デボ氏が監修したそうだが、アイヌ文化の本物感も好ましい。特に食事シーンは、アイヌ文化と和人文化の相互理解の効果もあって面白い。
山崎賢人は、体を鍛えてきたことが入浴シーンでわかる。山田杏奈は、話し方が現代調だが、眼差しの強さが印象的。敵役の玉木宏の怪演がハマっている。脳汁には笑う。
キャラクターは揃った。壮大な連続活劇が始まった。続きを楽しみに待ちたい。
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