「動物たちのリアリティ! +この先の映像化で心配なこと…」ゴールデンカムイ きょんさんの映画レビュー(感想・評価)
動物たちのリアリティ! +この先の映像化で心配なこと…
原作漫画、アニメの大ファンです。
実写化の一報があった当初は「親弘さんの声じゃない杉元なんて…」「津田さんの声じゃない尾形なんて…」などと感じてしまい、あまり観るつもりはありませんでした。
ですが先行上映を観た原作ファンの皆さんからの評判の良さ、そして津田さんがナレーションを務めると聞いて観に行くことに(不純な動機ですみません!)
結果、観てよかった!!!
原作リスペクト、アイヌ文化へのリスペクトを最大限に感じる再現度。
杉元もアシリパさんも白石も、そこに居ました。
尾形も月島も二階堂も牛山も谷垣も、みんなキャラ濃くてやりづらいだろうに、しっかりリアルに落とし込んでくれています。
特に玉木宏さんの鶴見中尉、舘ひろしさんの土方歳三が半端なくかっこいいので、原作ファンは見ないと後悔するレベルです!!
キャラクターに対する役者陣の理解度、演技の素晴らしさは既に多くの方が語ってますが、
私が驚いたのはヒグマやレタラを始めとする動物たちのリアリティ!!
ヒグマはとんでもなく重量あって怖い!!
「この手にぶん殴られたら確実に死ぬ」と分かる恐ろしさ。
吠え声が怖すぎて、映画館で腰抜かしそうになりました。
(映画パンフによれば、本物のヒグマの声をベースに加工しているそうです)
レタラは毛並みが神々しくてカムイの名にふさわしい美しさだし、ワンちゃんみたいでかわいいし。
靴下ちゃんの匂いでえづくシーンは笑ってしまいましたw
動物たちは人形?がありつつ、最終的にはVFXで作り込んでるそうですね。
こんなレベルで映像化できるんだ!現実にしてくれてありがとうございます!!とVFXチームの技術力に心から感謝したいです。
あとは初っ端の戦争シーン!!
始まった瞬間に「あ、この映画は本気だ」と伝わりました。
大砲も銃剣も怖すぎる。
あんな恐ろしい銃弾の雨の中、駆け回り、戦い、雄叫びをあげる杉元の強さを見せつけてくれるシーンになってて、本当に素晴らしかったです。
最後、ちょこっとだけインカラマッやキロランケが出てきましたね!
(一瞬のためにしっかりキャラを作り込んで撮影されたの、すごすぎます。特にキロランケの再現度高くて… 早く登場シーン見たいです!)
これから先の物語も、ぜひ続編として制作してほしい!!!
原作漫画が完結してしまい、アニメの完結を心待ちにしてましたが、映画の続編という新たな楽しみができて原作ファンとしてはうれしい限りです。
いやしかし、この先を映像化するとなると…どうなのかな…? 実現が難しそうなシーンがチラホラと…
二瓶や谷垣のシーンはいけるのか?
親分と姫は? 江渡貝くんは?
ゴールデンシャワーは…… 重要シーンなのにギリ駄目な気がするw
姉畑支遁とか精◯探偵は絶対ムリでしょうねw
でもあのメンバーで「バーニャ⭐︎」やラッコ鍋、スチェンカは見てみたい!!
いろんな意味で続きが楽しみです!!!
続編、必ず見ます。