「原作が最大のネタバレ」ゴールデンカムイ オカマ声ちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
原作が最大のネタバレ
「原作なんだから当たり前でしょ」と言われそうだけど、今までのマンガ原作ありの映画化に何で否定的かと言えば、見たことのない知らないキャラが出る。ナニソレな設定。終いには重要なキャラが何か意味深なモブだったり性別が変わったり、ラブストーリーが始まってチケット代返せ!と憤りながら席を立つ。
これの繰り返し。
『ゴールデンカムイ』実写映画化の一報には「止めてくれ!」と全否定。
しかも、杉本役は山崎賢人? 原作物の主人公やりがちだよね。もう、飽きたよ。
流れてくる情報に「原作ファンなのでオファーが来たときは嬉しかったです」というコメントに「どうせリップサービスでしょ」と顔をしかめた。
原作者・野田先生のコメントにも「まぁ、作者がつまんない駄作ですなんて言えないし、言ったとしても集英社と配給会社が全力で止めるよね」とまだ否定。
試写会、公開日に観た人の「安心しろ!本当にゴールデンカムイだったぞ!」にも「騙されないもん!騙されないもん!」とまだ気を許さない。
そのくらい騙され続けて来たのだ。
全力で謝る!
本当にゴールデンカムイだった!
キャラに扮した役者の写真に「ほー、似てるじゃん」とまたコスプレごっこに付き合わされるのかと思ったけど、スクリーンにはあのキャラ達がいた。
某作品の監督みたいな「マンガ面白いけど、俺のテイストでもっと面白くしてやんよ」みたいな驕りはなく「原作こそ至高!あの世界を忠実に映像化してやる!」という気概に感謝。
出来ることならマンガの記憶をなくして映画を楽しみたい。
そして、ED後のあのキャラ達……。
マンガ未読な人が羨ましい!
マンガ未読でネタバレ無しに映画を楽しみたい人は、絶対にマンガを読まないで『8時だョ!全員集合』と『ドリフ大爆笑』を見ろ!
余裕があれば『IT』『ショーシャンクの空に』『レオン』『ボヘミアン・ラプソディ』を観よう!