「情報量の多い映画ですね…。続編にも期待!」ゴールデンカムイ ケンイチさんの映画レビュー(感想・評価)
情報量の多い映画ですね…。続編にも期待!
原作未読、友人に勧められ鑑賞。
鮭の皮の靴とかが出てくるアイヌ関連の話だと聞いていたので、アイヌの人たちと共に生きることになった大和民族の男の話…手塚治虫の『シュマリ』的な人間ドラマを想像してました。
北海道の雄大な自然の脅威を思い知らされながらも、アイヌ民族の文化、ライフスタイル、生活の知恵を活かしてサバイバルしつつ開拓とかしちゃったりして、友情や恋、擬似家族、やがて本当の家族になっていくみたいな大陸的スケールの生命賛歌って感じを期待してたんです。
そしたら、もっともっと情報量の多い映画でした…。
基本的に冒険活劇だったんですね!
ヒロインの山田杏奈さんは顔立ちが私のイメージするアイヌ顔ではない印象ですが、可愛いから全然OK。アイヌグルメも凄くいい!アイヌ民族の描き方も大満足ですし、続編以降も大期待です。
しょっぱな二百三高地の戦場シーンから始まる所から完全に意表を突かれ、矢継ぎ早に登場人物が出て来ては消え、名前も把握し切れぬうちにアレヨアレヨと物語は進みますね。
ワクワクが止まりません。
強いて言えば、登場人物の見た目というか、造形はここまでマンガ的にしなくても良かったかな。
玉木宏さんの変な汁とか、原作に倣っているのでしょうが、映画だけ見る層には不要かな…それともこれが今後何かの布石になるのかな…。そういうポイントが凄く多くてノイズに感じられました。
いずれにせよ次回作以降で回収して欲しいことだらけです。
否が応にも続編、続々編が楽しみでならない!
今回の映画って、全体の何パーセントくらい消化したの?
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