「悪妻?とは思えない」チャイコフスキーの妻 アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)
悪妻?とは思えない
アントニーナは悪妻と言われているそうだが、この映画を見る限りそうは思えない。逆に気の毒な女性にも思える。確かに性格はキツそうだが、ただチャイコフスキーを一途に愛していた。彼も同性愛を隠すために彼女を利用したわけで、もう少し思いやりを持ってもいいのでは?
記念写真を撮るたびにやるせ無い、つまらなそうな目線のチャイコフスキー。まわりの友人達も結婚の理由を知りながら、アントニーナを心の中で笑い物にしていただろうに、その友人達に離婚を迫られても、決して受け入れようとせず、私は妻なの!と言い切るあの強さ、普通なら心折れるし、死にたくなるくらいなのに、彼女は強い。
どこまでが真実なのかはわからないが、別居してから子供を産んでいたのは真実なのかフィクションなのか?
冒頭から気になっていたのが、ハエ。ハエが飛ぶ羽音がとても気になる。いろんな場面でハエが飛んでいる。何故?と思っていたら、ちゃんと理由があった。なるほど、面白いというか、上手い演出。
5人の男性をあてがわされたアントニーナ、ニコライを外に出して、あの後どうしたんだろう?と要らん想像。
アントニーナの役者さんがとてもキレイだった。
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オプンチアさんのコメント
2024年10月1日
カミングアウト組と偽装結婚組。チャイコフスキーは後者で簡単な面接後(家柄&財産)すぐ結婚。バレそうになると離婚→また結婚という隠れゲイも多く、ニコラス・ケイジが代表例。