「晴れない霧の中で圧倒される作品」別れる決心 よしてさんの映画レビュー(感想・評価)
晴れない霧の中で圧倒される作品
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予告編を見て期待していました。
スピーディなカット割りの中で時間を前後入れ替えたり、回想シーン上に主人公を入れ込むテクニックや、物語上のキーでもある翻訳アプリなども含めて、字幕版では理解が十分に追い付かないところもあったうえで、お恥ずかしいことに最初のクライマックスでそのままエンディングを迎えるものと思いこんでいたため、その後の怒涛の展開に頭がついていかない状態になってしまいました。
作品そのものはとても好みだったため、急ぎ吹き替え版も見てきましたが、ようやく作品を理解できたように思えます。
とはいえ、すべてをわかりやすく描いているわけではないため、作中のイポの霧のようなモヤモヤの中にいるのも事実で、考察も進むし、ほかの人とと語りたいし、また見たくなる作品です。
クソ山やライオン岩海岸? など、あまり日本では見られない独特の風景美も興味深かったです。
そして、なによりタン・ウェイさんの派手すぎない美しさに終始圧倒されてしまいました。
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