「設定は…」別れる決心 ゆきさんの映画レビュー(感想・評価)
設定は…
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設定はドラマ「キリングイヴ」の構図〜からの、暴力性薄めて薄めてマイルドにし、めちゃくちゃねっとり、耽美に甘美に、非常に面倒くさく、じっとりじれったく捻れさせたラブミステリー。互いに懐柔したりされたり、し合ったり。
終盤振り返りでいつの時点から好きとか言わせちゃってるんだけど、それは言わなくてもよかった、と個人的には思う。気持ちがドライヴする転換点にはなってるのかもだけど、、、そっちの方がだいぶエロくなったと思う。
刑事側も、仕事としての理性保ちながら見かけ上は真摯に振る舞うので、一応安心して見れる。駆け引きそのものにはハラハラするけど。
ラストは、うーん…ファムファタール側がそのまま溺れて破滅に向かうのは、大きくシスターフッドに振り切った前作からのジェンダーバランスの均衡かもしれないけど…うーん。歯切れの悪い苦さだけが残る。
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