犬も食わねどチャーリーは笑うのレビュー・感想・評価
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ありえない
色々と。笑えるだろうと思って作られたシーンもなんか笑えない。夫婦のやり取りはリアルなのに、それ以外の設定が‥いやいや、ありえないでしょ‥と。結婚式スピーチであんなにテンション低かった新郎がそんなにすぐ持ち直さないでしょ、テレアポの仕事場に夫が乗り込んで他全員見学しないでしょ、木の上のビニール袋取るだけであんな人集まんないでしょ、ツッコミどころ満載。。しんごちゃんて作品恵まれない‥
でも一つ言えるのは、よそ様の夫婦喧嘩ってマジで面白いんですよ!他人の不幸は蜜の味ってね。だからスーパーの先輩とか店長とか、ぜっっったいに内心楽しんでたと思う!そこをもうちょっと描いたら良かった!!
旦那デスノート
なんと「旦那デスノート」というサイトは実在、月間利用者18万人突破とか、それにインスパイアされたのか夫婦仲をめぐるブラック・コメディ。
昔から愚痴はストレス解消というか、ある意味自己防衛の術だった、それがネットの普及で昔より言いやすくなったというのは有るかも知れませんね、それにしてもデスノートとは穏やかではありませんね。
昔、結婚に際して職場の先輩から言われたことですが、夫婦喧嘩は構わないが先方の親兄弟の悪口は混ぜないこと、醒めたとしても後をひくからねと、以来それだけは守っています。
劇中でもさんざん事例が出てくるとおり、夫婦と言っても元は他人ですし、一緒に暮らせば欠点も見えてきて当たり前、タイトル通り犬も食わない題材を映画にまでしようと言うのは、若者への監督夫妻の老婆心でしょうかね。
人それぞれですからあまり参考になさらない方がよろしいかと思います・・。
クスッとするシーンはあるが…
序盤〜中盤は笑えるシーンが多くて、周りからも笑い声が聞こえて楽しめました。
ただ、終盤は有り得ないシーンの連続で少し萎えました。
コールセンターのメンバーが全員クビになって2人の会話をずっと見つめてるとかちょっと考えづらいし、最後の持ち上げて袋を掴むシーンですが、相当の筋肉があっても真上に持ち上げるのは無理だと思います。
岸井ゆきのが急にキレるのもよく分からず…
あれだけ自分の気持ちを叫べるなら、ネットではなく直接言えたのではと思ってしまいました。
等身大の二人
とてもいい映画でした。
何度も笑って、泣きました。
コメディなんだけど、例えば出会いのシーンとか、何気ない日常の中に、キラキラしたシーンがたくさんあって、とても胸に残りました。
だけど、一筋縄ではいきません。
なにしろ、好きな人と上手くいかないなんて、一番つらいことだから。
だから、笑いの中でも色々なことを考えたし、気付けた映画でもありました。
いわゆるハリウッド映画のような、ヒーローもヒロインも出てきません。
どうにも上手くいかない日常を、ジタバタしながら生きている、等身大の二人が、スクリーンの中で生きていました。
人生って難しいから、辛い時も悲しい時も、お互いに支え合って乗り越えていけたらいいね。
何か問題があっても、これからどうしていきたいのか、自由にたくさん話し合えるといいのにな。
ぶつかることを怖がり過ぎて、流されるだけだと悲しいし、ずっと分かってもらえないかもしれない。
ケンカすると、後で失敗したと思うこともたくさんあるけど、わかり合うためのケンカならば必要だというのが、そもそも当たり前になればいいのにな。
空気を読んでとか、なんか最近重苦しいし、やり過ぎなんじゃないだろうか。
このレビューも何回も書き直して、それでもまだ完成した感じがなく、時間をかけて考えるいい機会が得られました(見たのは随分前だけど、こんなに時間がかかってしまった)。
日和ちゃんのSNSの投稿は、文字は怖いけれど、誰かに「いいよ、大丈夫だよ」って言って欲しいだけ。
その「誰か助けて」という、言葉にならない声に気付けたら、また違ったのかな。
傷ついて前に進めないときだってあるし、そういうときは上手く言葉にできないこともあるし。
だけど、日和ちゃんと裕次郎さんは、これからもきっと山あり谷ありだと思うけど、全部エネルギーに変えていけるんじゃないかと思うぐらいパワフルだった。
コメディで楽しく、美しいシーンもたくさんあるけど、一筋縄ではいかない。
とてもいい映画でした。
ぜひ、おすすめします。
夫婦の再構築
夫婦の在り方。
結婚から始まる些細なすれ違いなどにより、徐々に貯まる旦那への不満の吐口をネットに求めたことにより起こる2人の関係性の変化。
それによるコメディかと思いきやそれほど笑えない。
コメディとして作ってるんじゃなくセカンド、ラブストーリーって感じです。個人的には予告が醸し出すコメディ要素をもっと盛り込んで欲しかったです。
あと最後の問答は奥さんの仕事場じゃなくても良かったんじゃないかと。
上司への不満を解消するきっかけを旦那が作り出すんだけど、その後2人の会話に映り込む人が居過ぎるのと、会話の間仕事(オペレーター)の電話が一切掛かって来ないのも観てる側としてとても気になった。
生涯ワースト
脚本がひどいし、演出もイマイチ。
話は常に唐突でチグハグ。
わかりやすい伏線を張って回収してるが、不要なエピソードや多く、テンポをさらに悪くしている。
予告で期待した展開が早々に終わるし、異名付きで派手に登場した7人もほとんど後に続かず、何を見せたいのかさっぱりわからない。
脇役も含めて行動原理の見えないキャラたちが繰り広げる脈絡のないストーリー。
何度「早く終わらないか」と思ったことか。
香取慎吾は老いた印象が強く、体型も筋トレキャラの割に不恰好。
好演が光る岸井ゆきのの無駄使い。
香取慎吾、太ったな
原作物だと思ってたのね。「でも、これ、映画化するほどの話?」って思って観てたの。面白い話だけど、ファミレスとかで聞いて「ふーん」ってなって終わるぐらいの話なんだよね。
そしたら原作ないんだね。オリジナル脚本で、これは、どうですか。最後のコールセンターのシーケンスとかひどすぎませんか。
色々と入り組んだ事情を結婚式のスピーチ一発で逆転するって良くある手だけど、それだとスピーチが超感動でないとだよね。そこまでだったかな。取ってつけたようなLGBTQネタの種明かしもどうなんだろう。
ラストもビニール袋取ってぱすっと終わりで良かったと思うけど、チャーリーのカットいるかな。
結局、チャーリーが可愛いに尽きる
ネットに旦那の愚痴を書いてストレス解消していたのがバレてしまい、離婚問題に発展するのを面白おかしく描いた作品です。
ストーリー的には真新しさは特に感じませんでした。
岸井ゆきのさんは「神は見返りを求める」でも感じましたが、裏の顔を持つ女性の役が上手い。いい奥さんをしていると思えば裏返って嫌な女になる。もちろん、良い意味で。
香取くんの演技はまあ…という感じではあります。
余貴美子さんのお節介おばさんの感じも良かったです。
あと、チャーリーが可愛い。フクロウと触れ合ってみたくなりました。
構成で失敗
基本はあるあるを題材にしたコメディなので、リアルな部分も多く独り身の自分は笑って鑑賞。
でも、人によっては居た堪れないだろうし、夫婦に限らず人との接し方について考えたり。
ただ、日和の書き込みがメインになるほど(これは方便かもですが)面白いと思えなかったのは残念。
編集者ブチギレてたけど、あんな本たいして売れないでしょ。
更にそこでいきなり殴っちゃうのも、正直安易だし、受け付けなかったなぁ。
結婚式あたりまでは面白かったのですが、終盤は蛇足。
特に職場のシーンは、周囲の便乗の仕方が意味不明(職場のグチどころか全く関係ないこと言い出す奴もいたし)。
ラストシーンも弱いし、長いし、スロー演出いらないし。
結婚式からの仲直りを締めに持ってきてれば、全然印象が違ったと思う。
ちなみに、徳永えり好きなんですが、どこに出てました?
チャーリーの鳴き声のタイミングもいい
この映画を香取慎吾さんと岸井ゆきのさんでなくてはならなかった理由が最後でより分かるw
それにしても、とても役がピッタリだった。
悪い人ではないけど、イラッとさせる旦那田村を見事に香取さんが演じてらっしゃった。
常に笑顔で家事をこなし、可愛らしく、仕事も真面目に取り組み、裏では旦那の悪口【旦那デスノート】を日々投稿を続ける日和役の岸井さん
殆どの夫婦がこうやって、ぶつかり合わないよう過ごしていてるんだなと
この2人だからだせた物語だったと思う。
浮気に踏み込まなかったり、出版について断るところなんだかんだ嫌いあってないのがよかった。
そしてチャーリーの存在
2人のことに関与せず、知らん顔でのあの鳴き声
いい感じに入ってくる。
撮影地も立川や多摩、まさに生活を感じられる場所を選ばれてたり。
井之脇海さんや中田青渚さんがでてくるのもすごくいい!
そして面白いのが、喫茶店に【ルアン】
これ、11月の稲垣さんの映画にも使われるんですよね。すごい偶然。
とにかくいろんな事に興奮した。
面白かったーー
うーん、、、
正直感動は無い。
夫婦のすれ違いにもそこまで共感できないし、一番の問題のところも当時のことが出てこないのでピンとこない。
みんな旦那が悪いというが、こんなことをネットに書き込む嫁も嫁。
そもそも寝相とイビキって悪気がありますか?それを言わずに勝手に不満に思ってネットに書き込むほうが陰湿。
口が臭いってのも相手の悪気ではないし。
最後の方はリアリティが全くなくなってコメディーになるし。
なんだかな。。
勘弁してください
そこそこ面白そうだなーと思い鑑賞。日曜のレイトショーなのでガラガラでした。
いやーもうこんな邦画作るのやめませんか…と言いたくなるくらいにキツかったです。自分が苦手な要素がふんだんに詰め込まれていました。
とにかく気になったところを上げていきます。
・集団の前での羞恥
とにかく多くの人の前で2人が言い合いになったり、イチャついたりして、その度に周りの人間がこそこそしゃべったり凝視したりで気持ち悪かったです。邦画でよく見られる手法なんですが、本当にこれが苦手で、結婚式での肘を舐めると緊張がほぐれる伏線回収、ひよりの会社での舌戦を傍観する社員たち(この人たちの弁論もただただ愚痴を言っているだけで煩かったです)、ビニール袋を掴もうとする下りを眺める野次たち、マジでキツいです。このシーンの多さに呆れてしまいました。
・一つ一つのシーンの長さ
117分と平均的な映画の尺なんですが、何回時計を見たんだろうというくらいには長く感じました。結婚式のシーンでもう終盤かなぁと思ったらまさかの30分以上残っているという衝撃さ。そこからは本当に長かったです。旦那デスノートの本を出さないかという編集がむっちゃブチギレて家の近くに凸ってくる急展開、裕次郎の母親が流産に対しての非人道的発言、ひよりの会社へ突撃、ビニール袋を掴むくだり、この30分強は本当に無駄でした。結婚式のシーンからのエピローグで終わってれば中々良かったんですが、この30分が全てを無駄にしていました。
・各々の沸点
今作、ほぼ全員のキレるポイントが少しズレていました。裕次郎は自分が悪い事に気づいている割には改善する様子もありませんし、自己肯定しながらキレているのはちょっとタチが悪いです。ひよりは友人の言いなりになってると勝手に解釈してキレたり、裕次郎の母親の発言にキレるのではなく、それを報告した裕次郎にキレたりとかなり謎いです。編集の人も知らんがなって理由でキレますし、キレるとは違いますが同僚の人もふんぞり返ってますし、まともな人物がかなり少ないです。
・唐突なLGBT要素
もう無理くり入れたなと思う要素でした。色仕掛けをしていたバイトの子が色仕掛けした理由が、付き合っている子と仲良さげに見えた裕次郎から引き離そうとするというなんともはた迷惑さです。結婚を何にも咎められずに出来ることは幸せという事を伝えたかったんだと思うんですが、だからといって女性同士の恋愛を持ってこなくてもいいのになと思いました。あとひよりの返しも何にも解決になってなくて流れたのもオイオイと思いました。
兎にも角にも酷い作品でした。チャーリーが可愛かったのが唯一の救いです。演技も良いのに役者が良く見えない撮り方に演出、寒いお笑い、オーバーリアクション、邦画の醜悪さが密集していました。今年のワースト候補にまさかの名乗り出やがりました。
鑑賞日 9/25
鑑賞時間 20:10〜22:20
座席 L-10
微妙
デスノートを妻が書いていることを夫が認識し、妻が夫に知られたことを知るのが展開として早すぎる+結婚式のシーンをピークにするべきでは。
結婚式のシーンの顎舐めもそこまで喧嘩をしていた夫婦としてはあり得ないくらい突然すぎたので、一つ一つのプロセスを丁寧に作ってスピーチをピークに終わらせればいいと思う。
エピソードの一つでしかないのに突然喧嘩中の妻の応援で変な動きで顎を舐めようとしても異様にしか見えないし。。
↓
結婚式の後の妻ははっきり言ってウザくて、全く共感も出来ず。
夫が妻の職場に乗り込んでの仲直り行動も共感も難しいです。
仲直りのキーとなる、コンビニのビニールもエピソードの一つでしかないのにあんなに最後時間をかけるかな…
うんちく夫なのはわかるけど、ストーリーを左右する重要エピソードは一つで良くないですかね。
↓
あと香取さん筋トレ夫には見えません。
ものすごく歳の差のある夫婦に見えました。
島忠からの全力疾走のシーンもあんまり全力に見えませんでした。
ファミリー的な内容でも役作り、体つくりは大切だと思います。
良いけど長い。と言うか一発で決めて欲しかった。
市井昌秀監督、「台風家族」も面白かったけで途中で置いてけぼりを喰らってついていけなかったんですが、今回も似た様な感覚でした。
裕次郎が日和の職場に乗り込んだ!までは良いとして、そこでのドタバタの脱線感が。と言うか、クライマックスを二つ作るがための編集者登場から浅田美代子、ってのが露骨だろ!と。有り体に言うと「冗長」。
などと。
ちょっとダレた時間帯もあったけど、役者さんに救われました。主役の2人を始めとして、皆さん良かったです。
人間は絶対にひじをなめられない😃
冒頭、裕次郎(香取慎吾)と日和(岸井ゆきの)の出会いから始まります。ホームセンター副店長の裕次郎の豊富な商品知識と落ち込む日和をうんちくで励ます姿。なんかいい感じで恋に落ちて結婚。幸せそうにしか見えない夫婦。可愛い奥さん。と思ったら裏の顔は「旦那デスノート」。夫に対するこれでもかと言うほどの罵詈雑言。愚痴を投稿して共感してもらう。それでストレス発散できていれば、それはそれで良かったかもしれないが、案の定バレてしまうところから始まるドタバタ劇。お互いの認識の小さなズレが積み重なり、離婚危機へと向かう。
夫婦の形とは。結婚というシステムとは。改めて考えさせる作品。笑えて泣ける。
岸井ゆきのさんは優しい嫁、怖い嫁、泣く嫁と色々演じ分け流石の演技派です。慎吾君は演じたというより普段の素のままの感じでした。
ホームセンターのバイトの女の子、馬場ふみかじゃなかったのね!誰だったの?そのホームセンターが島忠なんですが、よく昼間に撮影しましたね。フクロウのチャーリーは夫婦を静かに見守っていて、可愛い存在でした。
結婚って何なんだろう、?
映画の存在を知ったのは約1か月前。「慎吾ちゃん出るの!?」というだけで公開初日に鑑賞しました。
この映画、あいだあいだにコメディー要素いっぱいあって、とりあえず笑いたい!という方にもおすすめの映画です。
そして主体の内容となる〚結婚〛
夫婦なら特に共感できる内容なのではないでしょうか?今回は奥さんから旦那さんへ溜まった不満を旦那デスノートというサイトに投稿という形だったが、全然逆のこともありうると思う。お付き合いとは重みが違って、一緒に生活していく上で色んな問題とともに不満が蓄積していく。こんなに面倒臭いなら結婚なんてするもんじゃない。
「結婚って何なんですかね」
これは夫婦の永遠の課題であろう。結婚して夫婦になると疑問が出る、解決する、でもまた別の疑問が出る、これのサイクルだと。それでも自分の嫌なところすら見せられる、素でいられるのが夫婦であり、初心に帰ることも大事だとこの映画は慎吾ちゃんのセリフを通して教えてくれました。
確かにこの映画のようなハッピーエンドをすぐ作り出せないかもしれないが向き合い、並ぶ関係にまたなれるようにお互いが努力することが必要だと感じた。
本当に普通にいるようなリアリティーある夫婦だったためとても見やすかったです。
そして最後に主役のおふたりが飼っているフクロウのチャーリーがとても可愛らしかったです!
結婚式をクライマックスにした方が良かったのでは?
愛し合って結婚したはずの2人がいがみ合うようになるというのは、古今東西で使い古された話だが、SNSというのが今風ということか?
夫の後輩の結婚式が一つの山場になるのだろうとは思っていたが、スピーチのシーンが予想以上に面白くて、「2人で新しい生活を始めた時のときめきを忘れないで」という言葉も心に響いた。
それだけに、その後のコールセンターでのドタバタで、お互いに「結婚というシステムに乗っかるだけで相手に向き合っていなかった」ことを反省するくだりは、どこか蛇足のように思えてしまった。
どうせなら、結婚式をクライマックスにして、コールセンターの場面と順番を入れ替えた方が良かったのではないだろうか?
いずれにしても、夫婦にとってはコミュニケーションが重要で、特に、面と向かって文句を言い合えるような関係を築くことが大切だということを、改めて認識させてくれた映画だった。
タイトルなし(ネタバレ)
前半のデスノートあたりまでは軽いノリ。旦那あるある話で盛り上がって面白い。
これをどう治めるのか、、と思っていたら、だんだん重たい話になる。
男と女のあいだには暗くて深い河がある、、。今も昔も変わらない。
恋愛時代は楽しいけど、結婚は現実だ。
結婚というシステムにとらわれずうまく付き合っていくべきだという話???
なんとなく解るような解らないような着地点。
香取慎吾君がすごくマッチョだ。
チャーリー可愛い。
全ての夫婦に観てもらい「話し合い」をしてもらいたい
完成披露先行上映舞台挨拶中継にて観賞。
妻が「旦那デスノート」というSNSに旦那の愚痴を書き込んでいるということを知ってしまうところからお話は始まる。
お互いを大事に思い、一般的な理想の夫婦像になろうとしてネガティブなことを言えなくなり我慢をしてしまう。
夫婦で話し合いをすることができなくなり、どうして分かってくれないの?と相手のことを憎く思い次第に溜まりに溜まった鬱憤を爆発させてしまう。どこの家庭にもありがちな夫婦喧嘩の始まりである。
夫婦であっても家族であっても他人であり別の個体。分かったつもりでいても相手は常に変化をし続けている。話し合いをすることの大事さ、話し合いをすることができる関係性の尊さを改めて痛感。目に涙が滲む。
しかし本作を観ていると直近で同じ岸井ゆきのさんが出演されている「神は見返りを求める」をふと思い出してしまった。こちらの作品も人間関係の不和からドン底に落ちてしまうというお話だが、こちらと比べると本作のお話はマイルドでちょっと物足りなさを感じてしまった。
また、付き合い始めの頃や新婚の頃のエピソードを思い出し2人で初心戻り関係が戻ると思いきや再度ドン底に落とされてまた初心に〜というのが繰り返されて正直まだあるのかよと思ってしまった…上映時間は117分だがそれ以上に長く感じた。
お話の発想はとても面白いと思ったし、役者さん達の演技もとても良かったので、ここらへんがもう少しどうにかなったらもっと良かったのになと思ってしまった。
本作は妻の表に出さない裏の顔の怖さや、夫婦間の男女のすれ違いがクローズアップされているが、本作の1番の怖さは同性であり子を持つ母であり妻に1番共感できる立場である姑が全てを知った上で鬼畜の所業をしているということ。会話をしなければ心の内は分からないが、会話をすること自体ができない相手が身近にいて離れられないというのが1番の恐怖だと感じた。
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