「全て同時に今」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス berkeleyさんの映画レビュー(感想・評価)
全て同時に今
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Everything Everywhere All at Once
インターネットやテレビで目にしている、人生の理想像に押し潰される、そして全ての可能性(と今のギャップ)の把握と理解を強いられて悲観する若者に、人生の目的は最早意味を成していない。
生活の中で親切さができることは何か。夫の些細な駆け引きの中での、一貫した支援の態度が切なく映る。
劇中では主人公が今の人生で何も成せていないことが、全ての可能性へと分岐できる礎になっている。
しかしこの映画はそんな逆境の人生への応援歌に留まらず、その一瞬を大切に、そしてこれまでの人生と続きを受け入れ尊重する態度を持つ。最後の章題、All at Once 全て同時に、今この人生で成していく。
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琥珀糖さんのコメント
2023年6月22日
コメント共感ありがとうございます。
お褒めの言葉素直にありがとうございます。
素直に嬉しいです。
berkeleyこそ、内省的で哲学的なレビューです。
凄いなぁ、私には全く欠けている要素に羨望です。
仲良くしていただけたら嬉しいです。
みかずきさんのコメント
2023年4月2日
フォローありがとうございます。
私、10年位前から、キネマ旬報、kinenote、yahoo映画レビューなどに映画レビューを投稿しています。現在の目標は2回目のキネマ旬報掲載です。
宜しくお願いします。
本作、ぶっ飛んだ作品でしたが、作品に芯がありました。全編を通して作品の底流に家族愛を感じました。なかなかの作品でした。
ー以上ー