「酷い…」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス Monicaさんの映画レビュー(感想・評価)
酷い…
詐欺に遭った気分だ。
月に最低でも4本は劇場で観ている。
先月から佳作大作が目白押しで
今月は本作が6本目だった。
劇場内ポスターのキャッチフレーズ
「本年度アカデミー賞大本命!」
に大いに騙された…
1時間半はそれでも我慢した。
上映途中で退席したのは
初めてだ。
今年に入ってから昨日までに
『イニシェリン島の精霊』
『コンパートメントNo.6』
『エンパイア・オブ・ライト』
『フェイブルマン』
『すべてうまくいきますように』
『逆転のトライアングル』
『RRR』
『離ればなれになっても』
『バビロン』
『モリコーネ』
『She Said』
『そして僕は途方に暮れる』
『ラーゲリより愛を込めて』
『金の国 水の国』
と観てきて
素晴らしい作品が多かったので
なおさら
本作は衝撃的だった。
どんなにつまらない作品でも
“映像は美しい”
“勢いがある” 等
それなりに褒めようがあるが
本作には心底驚いた。
あくまで個人的な感想に過ぎないが
冒頭から延々と聴くに耐えず
色彩感覚も肌に合わず
耳にも目にも
かなりの負担が強いられた。
それでも
ミシェル・ヨーも出ていた
『Crouching Tiger, Hidden Dragon』の
感動を思い起こし
さらには途中で
“あの夫は
『インディー・ジョーンズ 魔宮の伝説』
の子役に違いない”
と気付き少し嬉しくなり(⭐︎0.5はこの評価)
何とか耐え忍んだ。
劇場鑑賞を途中で放棄したのは
本作が初めてだ。
怒りしかない。
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