「【人生に疲れ切った主婦が、マルチバースの世界で輝く生き方をしている自分の姿や、ダークサイドに落ちた愛娘の姿を見て、家族の大切さに気付く過程を、可なり粗く描いた作品である・・。】」エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【人生に疲れ切った主婦が、マルチバースの世界で輝く生き方をしている自分の姿や、ダークサイドに落ちた愛娘の姿を見て、家族の大切さに気付く過程を、可なり粗く描いた作品である・・。】
ー ご存じの通り、今作は第95回アカデミー賞で10部門にノミネートされている。
が、それには理由があり、冷え込む米中関係と中国のロシアとの交流が深まる事を懸念したアメリカ政府首脳が、秘密裏に米国アカデミー協会に圧力を掛けた結果である。
米国アカデミー協会は数年前、ホワイト過ぎる受賞に対する批判を交わすために、翌年から有色人種の受賞枠を広げたことは衆知の事実である。そして、あの作品賞”ラ・ラ・ランド”間違え事件が起きた程である。(受賞したのは、黒人問題を扱った「ムーンライト」である。)
等と書くと、数名の方は信じてしまうかもしれない程、今作は私にとっては分かりにくかったのである。ー
◆感想
・主人公、エヴリンを演じたミシェル・ヨーさんは、”クレイジー・リッチ”でその存在を知った女優さんである。
ー 今作でも、マルチバースのエヴリンのカンフーの達人や、中国の京劇のヒロインなども演じている。故に、彼女は今作では多様なエヴリンを演じた事で、その魅力を十分に発揮している。ー
・但し、物語構成は面白いのだが、画の繋ぎが(多分意図的に。)粗く、現世界とマルチバースを行き来するバース・ジャンプからの、現世界とアルファバース世界からの登場人物の描き方が粗くて、見ている途中で、可なり混乱した作品である。
<私はアカデミー賞の結果などは、余り関心が無いのだが、(の割には、キネマ旬報の2月号だけは毎年購入し、ベストテン作を何作観たかなどは、チェックしている。)今作品は作品賞を獲得するのであろうか、と思った作品である。>
こんばんは。本作見事にアカデミー賞独占でしたね。パラサイトと同様アメリカでの観客の人気は凄かったみたいですね。
正直、個人的にはこれが作品賞かーという感じですが、ようやくアカデミー会員も柔軟性を帯びてきたのかなあという感じです。
本来、もっと早くアカデミー会員が自分たちの気取りを捨てていればダイ・ハード、ダークナイト、マッドマックス怒りのデスロードなどが作品賞に選ばれていてもおかしくなかったのでしょうが。
ちなみに私の個人的アカデミー作品賞はRRRかなあ。
共感ありがとうございます。
アカデミー賞の結果はわかりませんが、この作品はわかりにくなった。マルチバースに頭が混乱して睡魔に負けました。
最初のウエストバッグのカンフーまではよかったんですけどね。