「分かり易くまとまっている!!」逃亡者 カルロス・ゴーン 数奇な人生 *.꒰ঌ𝔸𝕟𝕘𝕖𝕝𝕠໒꒱.*さんの映画レビュー(感想・評価)
分かり易くまとまっている!!
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出演は安藤優子、西川広人、高野隆、ナイラ・ベイドウン、ルイ・シュバイツァー等で、特に安藤優子がゴーンについて楽しそうに語っているのが良くも悪くも印象的でした。観易い番組で、中盤から雲行きが怪しくなっていき、終盤の日本脱出シーンはオリバー・ストーンの「スノーデン」並みの緊張感がありました。ルノー以前は何をしていたのか分かりませんが、父親は神父殺しの死刑囚だったようです。ゴーン自身は一度も乗った事が無いという、日産のCEOとしてトヨタのトップの7倍の報酬を得ていたという事で、日産から800万ユーロ、ルノーから120万ユーロの年間報酬を得ていたという事です。巧妙な手口で膨大なお金が世界中に流出したようですが詳細やボスなどはここでは分からず、植民地総督のような立場だったのではないでしょうか。(かつて王族が歩きながら排便していたという)ベルサイユ宮殿で行われた60歳記念パーティでは、ルノーと日産から63万ユーロが使われたと言います。地球上で最も強欲な人間の一人として分かり易くまとまっていて、また本作が世界中に配信されて凄い事だと思います。空港でゴーンが入った奇妙な箱を開けていればと悔やまれますが、それを怪しんだ日本人女性や逃亡に成功して喜ぶ身内も登場して、やはり文字だけでは分からない物なので、これはこれで貴重なものに感じました。初めはあまり観たくなかったですが、下手な映画より面白かったです。
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