「全編クライマックス。MS頂上決戦開幕!!」劇場版 Gのレコンギスタ V 死線を越えて ジョイ☮ JOY86式。さんの映画レビュー(感想・評価)
全編クライマックス。MS頂上決戦開幕!!
本編95分ぶっ通しでクライマックス。
GレコVは冒頭からラスボスクラスの機体が多数投入されます。Gセルフ、ガイトラッシュ、カバカーリー、Gルシファー、ダハック、トリニティ、ジーラッハ、ユグドラシル。
かつてのジャブローを舞台に、これらトンデモ級MSが多数入り乱れての熱い頂上決戦が繰り広げられます。これはガンダムシリーズでも類を見ないレベル。
宇宙世紀の機体で例えるなら、V2アサルトバスターvsラフレシアvs ユニコーンvsネオジオングみたいなもの。
故にキャラクターもどんどん退場していき、その分人間ドラマも加速していきます。
これで面白くならないわけがない。
TVシリーズの頃から思っていましたが、スクリーンで見て改めてその魅力を再確認する事が出来ました。再編集されるにあたり、本作は素材の良さが遺憾なく発揮されています。
特に終盤にかけての展開は、TVアニメの時点から作画・ストーリー共に熱いので、これを1本の映画としてひと続きに見るとなると、その熱量たるやとんでもない事になる事が想像できると思います。
これが更に画質を洗練した上でスクリーンで見るわけですから、そりゃ多幸感といったら半端じゃないです。
安定のGレコ感はそのまま。しっかりラストにはサプライズも待っています。これが最高に心地良かった。
欲を言うならカバカーリー戦での新作カットをもっと見たかったというのはあります。前作のマックナイフ戦が素晴らしすぎたので。
ともあれ、素晴らしい作品を産んでくれた富野監督には感謝しかないです。
新作にもまだまだ期待したいです。
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