「すごかった」エイドリアン 亡き妻が世界に遺したもの 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
すごかった
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『ウェイトレス』は見ていないどころかまるでノーマークだったのだけどこちらのドキュメンタリー映画を見たら見る必要が出る。『ウェイトレス』を見てやっとこの映画を見終えたことになるのではないだろうか。
犯人がシンプルな強盗犯で逆に意味がなさすぎてきつい。貧乏な不法入国者の若者で、女性の地位や自己実現、子どもを持つことなどの意味と格闘していたエイドリアンが死ななくてはならない理由に釣り合わない。充分反省しているし、それをカメラの前で正々堂々と話すところも感情のもって行き場がない。
自分は奥さんを殺されていないのだけど、もし殺されていてもあの旦那のようにしっかり怒りを表現できるかどうか分からない。
娘さんが素晴らしい若者に成長していて救われる思いがする。
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