「ハル・ハートリーのミューズ」エイドリアン 亡き妻が世界に遺したもの 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
ハル・ハートリーのミューズ
ハル・ハートリーの特集上映を劇場で「トラスト・ミー」と「アンビリーバブル・トゥルース」を観て魅了されたエイドリアン・シェリーのキュートな存在感、亡くなっていたことすら、その理由を知った時の衝撃は個人的に大きかった。
終盤に訪れる衝撃的な展開はアメリカだからこその特色?みたいに思える、日本のドキュメンタリー映画では不可能な気もする、被害者と加害者の当事者だからこそ踏み込めた領域でもあり、また少しずつでも人生が良い方向に向ければ、それは加害者にとっても。
成長した娘や残された家族、周囲の友人や関係者、映画に携わった共演者など、もちろんハル・ハートリーのインタビューも、これだけの時間が流れた今だからこそ撮られた作品だと思う。
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