劇場公開日 2022年6月18日

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「及び腰の自称ドキュメンタリー」百年と希望 sayuさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5及び腰の自称ドキュメンタリー

2023年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

いやー、ここまで生煮えな「ドキュメンタリー映画」も珍しい。撮るのもつなぐのもおっかなびっくりで、いちいち腰が引けている。引けているから、なんかほわんと「共産党らしきもの」が映り込んでいるだけ。「撮っている」のではなく、単に「映っている」。しかもそれすら弱い。共産党の存在感も日本社会における野党の意義も、この映画とはな−んも関係ない。それらしきテーマの周辺をぐるぐる回っているだけだ。

中学生の作文ならともかく、いい大人が集まって時間をかけて作って、カネをとって見せる映画がこの惨状に終わって、平然としている感覚が信じがたい。

こうなった理由は、まず第一に監督が現実に向き合う覚悟にとぼしく映画的センスが鈍いこと。第二に、プロデューサーに映画を見る目がないこと。つまりこの作品を改善するためには、「監督とプロデューサーを交代させる」ということに尽きる。

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milou