「孤高の男」マーヴェリック ローンウルフ 鰹よろしさんの映画レビュー(感想・評価)
孤高の男
ブラジル?のどこか?で若い女性の首つり自殺が相次いで発生。検視により全て自殺と結論付けられた。しかし誰かから何かの依頼を受けたマーヴェリクなる男が、ソレなんや怪しないか~?と調査を開始。なんかおくすり絡みで陰謀が見えてきそうだった...
基本マーヴェリックという主人公がたった独りでなんかやってて、危険察知能力なり窮地を脱する様をやたら画面を縦分割横分割して描いてみたり、意味深な行動に時間を置いて解を示したりと、彼の抜かりのなさや優秀さを描こうとする試みは徹底されてるんだけど正直微妙・・・
それというのも真相及び陰謀に迫る上で絶対にいるだろう“当初よりの”のサポート要員や協力者の存在が一切描かれず彼というキャラの比較対象がいないこと。それにより情報提供・収集において必要な工程が省かれており鑑賞者に情報が落とされる前に勝手に自己解決してしまっていること。またそのために相対する巨悪が終始すんごいボンヤリしてしまっているからに他ならない。
巨悪に立ち向かう孤高の男を魅せることが本意だろうが、孤高の男を際立てる上で彼ばかりがフィーチャーされてしまっておりお話が見えにくいのが致命的。そもそもマーヴェリックってのは何者なの?
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