「3作でまとめるには仕方なかったのかも」鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成 テレさんの映画レビュー(感想・評価)
3作でまとめるには仕方なかったのかも
原作好きで、ストーリーとセリフの良さも知っていたからこそ、残念だったという気持ち。キャストも役者さんたちの演技も素晴らしかったのに、構成と脚本に物申したくなってしまった。
原作知ってても場面転換多すぎて、今どういう状況?ってなるところがあったり、感動のシーンも何故かセリフが端折られてて、聞きたいセリフが聞けないかと思えば、逆にエンヴィーvs大佐のシーンでは、大佐と中尉、エドと大佐の関係性や、エンヴィー、大佐の心情があまり深く描かれていなかったから、セリフの重みが伝わりきってなくて悲しかった。
あと、バッカニア大尉とフーじいさん、ブラッドレイがやられてしまったあとがあっさりしてたところが、個人的に好きなシーンだったのもあって残念だった。
まぁひとりひとりのキャラクターの背景とかまでやってしまうと、3編では収まりきらないだろうから、仕方ないけど、本当はもっと感動的なんだ!と原作知らない方たちに言いふらしたい!
良かった点を言うと、役者さんたちのキャラクター再現度がすごかった。
1を含めても山田君演じるエドがエドのままだった。実写でエドをやれるのは山田君以外いないと思う。
イズミ師匠、アームストロング少将は原作とアニメのイメージ通り。ホークアイ中尉も1の時は、なんか違うと思っていたけど、2を見た時点で完全にホークアイ中尉になっていた。
個人的に推したいのは、寺田心君演じるプライド。熱演も良かったし、セリフも違和感なく入ってきて、
ホムンクルスのプライドだった。山田君同様に、あのプライドを演じられるのは寺田心君以外いない気がする。
2、3それぞれの、個人的最優秀賞だと思う内野さんと真剣佑さんは、もう予告の時点で、再現度高すぎてテンション上がってたけど、本編でも期待値下げずに見ることができて、ホーエンハイムとスカーを2人が演じてくれてありがとうの気持ち。
他にも、ピナコばっちゃんとか、リンとランファンとフーじいさん、ブラッドレイとかのキャライメージが壊れることがなかった。
キャストもほぼ完璧だったし、ほぼ原作に沿って完結させてくれたからこそ、キャラクターのことや伏線の部分をもう少し丁寧に描いて、4、5まで作ることはできなかったのかなと思う。
1の評判が良くなかったし、日本映画なのでお金かけての大作は難しかったのかもしれない、あのハガレンという作品を3作で纏めるとすればこの構成が最善だったのではないかと、なんとか納得させているけれど、前作の2が良すぎただけに、モヤモヤとしてした気持ちが残ってしまった悔しい!
ハガレンという作品に新しい形で触れられて、何回も読んでいる原作もまた読み返したくなったので、総じて実写化は良かった。
次はハリウッド映画でお金かけて作ってくれることに期待!笑
総じて実写で完結出来てよかった
次作は資金いっぱいつかって欲しい は本当に同感です🖐
寺田心君は
最後迄 プライドだったと感じましたねー
自分も原作大好きな1人です
最初は映画3本でまとまる訳ないでしょうよ(´・ω・`)としか思ってませんでしたし
画面切り替わり多くて
原作未読の方々はイマイチわからんよねぇーとも思いますが
兎に角 完結出来てよかった
この1言に尽きると思ってます