「人と人の繋がり、一人二役が光る」鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成 さんばさんの映画レビュー(感想・評価)
人と人の繋がり、一人二役が光る
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前編は復讐者スカーの葛藤や内面を深く掘り下げる物語でしたが、それに比べると後編は誰か一人を深く掘り下げるというよりも、人と人との関係を描いている作品になっていた。
好みは分かれそうだが、私は心を打たれるシーンが沢山あって、マイベストシーンを決められない!
悪もヒーローも抱えている事や背負っている事があっても「自分」と向き合って、それでも諦めずに立ち向かっている。
復讐したい相手であり悪であるのに憎みきれない、そういうそれぞれの葛藤が、演者さんの演技でちゃんと光っていて見応えがありました。
演者さんが皆さん個性的でキャラが立っていて、観ていて楽しい。
演者さんがちゃんと光っている作品は、多少展開に不満があっても観ていて凄く嬉しい。
一人二役が多い作品で、これだけ演技がうまい人達を集めて観られるのは贅沢。
子役の演技で多少興ざめしても仕方ないと思っていたのに、寺田心くんの演じるプライド&セリムも素晴らしく素敵だった。
内野さんのちょっとコミカルな演技も素敵だった。
あと、女性陣が強くてかっこいい。変な女言葉使わずに、男性と対等に力強く生きて戦っているのが最高にすっきりした!
また上映中にもう一度劇場で観ようと思う。
※原作未読より
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