「ホムンクルスも人間臭い、でも、人はそれ以上かも」鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成 未佐緒00さんの映画レビュー(感想・評価)
ホムンクルスも人間臭い、でも、人はそれ以上かも
クリックして本文を読む
出だしからホーエンハイム、イズミ、人柱候補の登場で、これは目が離せないという感じでした、前々作で登場のマルコーさん、人柱候補が亡くなっているので、話がどんな展開になるのかと思いましたが、3時間でこれだけまとめたのは凄いと思います。
エドとアル、ホーエンハイムとお父様、一人二役なのですが、メイクや口調で役者さんって凄いと思ってしまいました。
全ての人間が錬金術を使える可能性があるというのには、えっ、そうなんだとびっくり、でも原作でも試験は凄く難しいというので錬金術師という職種につく人、二つ名を思い出しただけで名乗れる人は多くはないんだろうなあと思ってしまいました。
スカーのお兄さんのお陰で後半、色々と助かるのですが、出てくるキャラが皆、魅力的で、もっと活躍させてあげてと思ってしまいました。
アームストロングと姉と弟は、本当に血が繋がっているのと、漫画でなく生身の役者で見ると、お母さんも見たかったと思ったり。
なんだか見所もあり、ところどころ突っ込みもあって楽しいのですが。
ホムンクルスは人間より優れていると周りは思っているみたいだけど、神に等しい存在になりたいというお父様も、ある意味、業の深い人間の姿を垣間見せてくれた気がします。
兄弟で有りながらグラトニーは、あっけなく食べられてしまうし、人間に嫉妬して自死するエンヴィーも、人間の非情な部分、脆い部分を目の当たりに見せられた気がします。
前作はスカーの復讐、イシュヴァール殲滅がメインっぽくなっていましたが、今回は終点までノンストップという感じで目が離せませんでした。
コメントする