「役者は曲者揃い…⭐︎」シャイロックの子供たち ☆ムーミンさんの映画レビュー(感想・評価)
役者は曲者揃い…⭐︎
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原作は、もちろん未読。
予告編だけだったけど、評価がまぁまぁだったので鑑賞。
池井戸潤原作の銀行物なので、「アキラとあきら」みたいに金融の知識がないと楽しめないかと
思っていたが、この作品はそうでもなかった。
役者陣が、橋爪功、柄本明をはじめとし これでもかというくらい個性的な曲者揃いで
彼らの演技を見るだけで面白かった。
銀行の支店長と不動産詐欺師が10億円の融資を騙し取り、それを阿部サダオ演じる銀行員達が
取り返すという話しだが、それに絡めて他の銀行員の物語が綴られる。
佐々木蔵之介や佐藤隆太のエピソードも良いが、超パワハラ福支店長(杉本哲太)に
怒鳴りまくられ心が壊れてしまい、神社のお稲荷さんに銀行の景品を山のように進呈
する銀行員の遠藤(忍成省吾)のシーンがすごく印象的だった。
阿部サダオは、銀行員役に全然合っていないけど観ているうちにこんな銀行員もいるか⁈と
いう気がしてくる。
ただ、池井戸潤の世界観なのか正しい銀行員って枠にはめ過ぎているようにも思えた。
上戸彩と玉森裕太は、オマケな感じの出演。
銀行って、結局は金貸しなのだから あまりにも正義を振り翳されるとひいてしまう。
まぁ、そんなことは考えずにエンタメとして楽しむ作品かな…
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