「健全なサイズ感で安心の池井戸人生劇場」シャイロックの子供たち bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
健全なサイズ感で安心の池井戸人生劇場
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風呂敷を広げ過ぎて「何じゃそりゃ?」になってた、ここんとこの池井戸作品群。地方銀行支店を舞台にした、これくらいの話が、ちょうど良いや、ってのが、先ずはあります。
基本は人生劇場。金の貸し手がグルになった、変形の取り込み詐欺。久しぶりに聞いた「倍返し」の決め台詞に、ニヤってなりました。TVドラマの半沢直樹は、過剰演出でカタルシスのドーピングだったけど、こちらは仕掛けもシンプルだし、演出の方も地味。なんだけど、それが良いですもん。だって、基本はお江戸の人情噺なんだからw
佐藤隆太のこじんまりとしたリビングの一戸建てが、妙にリアリティあるんですが、その家の家族が、逆にメルヘン過ぎてリアリティがなかったりするという演出。浮世のドロドロにあえぐ旦那が、必死に守る幸せな家庭、って言う意図的な対比。が、オチにつながると言う。
銀行マン各人の落とし方のあっさり感も。
良かった。割と。
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りかさんのコメント
2023年3月28日
こんばんは♪
遅くからすみません。
『エール』への共感コメントしていただきましてありがとうございました😊
bioodtrail様は新作ばかりで、こちらにこめにコメントさせていただきます。
私もどちらかというと仏版の方です。
あの両親家族は、わかりませんが推察としてフランス🇫🇷気質から来るものかと思うので、オリジナルが大事と思うからです。またどこにコメントしたかわからなくなりまして。