劇場公開日 2023年2月17日

「池井戸潤映画にハズレ無し❗️札束を目の前にした時、人はどうなるのか考えさせられる力作❗️」シャイロックの子供たち ブルーボイスさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0池井戸潤映画にハズレ無し❗️札束を目の前にした時、人はどうなるのか考えさせられる力作❗️

2023年2月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

面白かった!

池井戸潤作品のおはこである
銀行を舞台にした
「金融群像劇エンターテインメント」
ミステリー的な要素もありながら
主人公阿部サダヲ扮する西木課長代理の
コミカルな演技で
バランスの取れた演出になっていて
最後まで程良い緊張感で鑑賞出来た。

登場人物のほとんどが
何らかの金銭トラブルを抱えている。
喉から手が出るほど
お金を必要としている。
その描写がとてもリアルで
役者さん達の演技は迫真に迫っていた。

一部の登場人物を除いて
ほとんどが善良な人々に見える
家に帰れば
良き父親であり良き夫である。
しかし一瞬魔が刺す事で
人生の歯車が狂っていく。

単なる勧善懲悪な映画ではない。
全ての人にとって生活する上で
必ず必要な物が「お金」である。
物価が急激に上がっている昨今
そのお金と
どのように向き合っていくのか。

お金が全てでは無い。
しかしお金が無いと生きていけない。
お金とは何とも厄介な代物だ。

登場人物達は
様々な人生の選択をしていく。
正解など誰にも分からない。
自分の信じた道をいくしかない。

喉から手が出るほど
お金を必要としている時
札束を目の前にしたら
人はどうなるのか?

本当の戦いは人ではなく自分自身
観終わった後
そう感じたのは自分だけだろうか。
見応えのある力作でした!
是非とも劇場で!

ブルーボイス
ブルーボイスさんのコメント
2023年3月12日

琥珀糖さん
コメントありがとうございます。
レビュー勉強になります。
学ばせてください。

ブルーボイス
琥珀糖さんのコメント
2023年3月12日

はじめまして
フォロー&共感ありがとうございます。

「戦場のメリークリスマス」
読んで下さり、嬉しく思っています。
基本、映画館には行かない人(?)ですが、新しい映画も
古い映画も好きです。
よろしくお願いします。

琥珀糖