「強烈さはないが普通に楽しめる」シャイロックの子供たち bionさんの映画レビュー(感想・評価)
強烈さはないが普通に楽しめる
いつもの池井戸カタルシスがあまりこない。ヴェニスの商人のような鮮やかなどんでん返しを期待しすぎたせいもあって、こじんまり感は否めない。
昭和へのノスタルジーがプンプンとするエピローグが後味を悪くしたのも事実。こんな父親像を押し付けないでくれって思ってしまう。
なんだかんだいっても、池井戸原作で、
実力派の役者で固められているから興味を持続して見ることはできる。柄本明のおとぼけぶりは相変わらずだし、セルフパロディにしか見えない柳葉敏郎も面白い。
普通に楽しめる作品でございます。
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