運命のイタズラのレビュー・感想・評価
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レビューの採点は『運命のいたずら』の方
そう言った概念は一般的ではないそうだが、期待造反理論と言う事だと思う。
つまり、どんなに善人であっても、泥棒行為を止めぬ限り、泥棒は泥棒と言う事だ。
緊張感が全く無い。想定した3つくらいの一番想像出来て、且つ、一番悪いパターンだった。
それは兎も角、
この映画と同じ題名のスペイン映画がある。『運命のいたずら』と言う。
この映画は始まりから惹かれた『ジョン・エヴァレット・ミレー』の『オフィーリア』から始まり『ヨハネス・フェルメール』の『ターバンの少女』等の作品をリスペクトしていた。また、ビゼーの『真珠採り』が『アルフレード・クラウス』のオペラとして背後を飾っていた。話もスペインの内戦の話で、ブランコ政権の時代を否定的に見るイデオロギーを有している。親ブランコならばいざしらず、LGBTの件も含めて、このイデオロギーに異議を唱える者はいないと思う。『ミツバチのささやき』や『バンズラビリンス』に酷似するなぁと感じていたら、主演女優のバイオレット役がバンズラビリンスの主演女優だと後から知った。(ここにもエヴァレットとバイオレット偶然か?)何故評価されないのだろう?と思う。
また、何故エイガ・ドット・コムで取り上げられないのだ!!と思った。
レビューの採点は『運命のいたずら』の方
うーーん、、
セリフの無い一人の男と蜜柑畑の長閑な景色から始まるストーリー。
なんだ、強盗だったのか。
そして家主夫婦と鉢合わせ。
お宝いただいて逃げるまではよかったが車を停めていた場所にカメラが仕掛けられていて、屋敷に戻る羽目に。
二人をいつでも逃げられそうな程度に軟禁して、これから生活していくためのお金を要求する。
一晩待つ間、妻と犯人が語り合う。
お、これはひょっとして?とロマンスが生まれるワケもなく、静かに時間だけが無駄に過ぎていく。
途中庭師も人質に加わり、ひょんなことから
命を落としてしまう。
妻の慈善事業を小馬鹿にする成金夫とはそもそもソリが合わず、財力で結婚したことを後悔して子供を作らないことを決めていたが、最後に犯人から夫に、鞄の中に避妊ピルがあったことをばらされてしまう。
冒頭から何度か犯人が靴紐を結ぶシーンがあるが、
妻(リリー)が一撃を喰らわせるための隙に結び付く。
旦那まで銃で撃ち殺してしまったリリーは、犯人と夫とのやり合いに見せかけ、明日への一歩を踏み出す。
原題はwindfall
日本語に訳すと、棚ぼた。
リリーにとっての棚ぼただったわけですね!?
いたずら?
いたずらと呼ぶにはちょっと…だった。
摂食障害を患う役も演じたリリー、相変わらずスリムで。
パワー・オブ・ザ・ドッグのお兄さん役、個性派俳優ジェシーも成金?役が適役(笑)で健在。
ジェイソン・シーゲルもよく見かける俳優さん。
この3人は製作にも関わっている。
まず、あの家に侵入した理由がよくわからず。
豪邸なのにセキュリティ甘いのは別荘だから?
要求金額に対して「そんなに少なくていいの?」なんてね、めっちゃ嫌味もいいところだが。
途中登場の庭師。
なぜ窓に??これは劇中でも、観てる方もわからず。
んー?
最初、ただの強盗、空き巣映画ではなさそうで面白かったので、意外な展開を期待しつつ観たが、意外と言えばそうかもしれないが、誰も救われないような展開になってしまった。
最後の妻の秘密が一番の意外か。
死体を片付けたら、何事もなかったかのように生きていけるのか?怖い怖い
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