「戦前の反省をこの国は全くしない!!」教育と愛国 星のナターシャnovaさんの映画レビュー(感想・評価)
戦前の反省をこの国は全くしない!!
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少し前から東京のラジオ番組では何度か紹介されていたドキュメンタリー作品。
今、歴史の教科書が国の意向で改変されつつある。
例えば、従軍慰安婦の文言を使っている教科書は
国の指定から外されたり、
南京大虐殺での出来事や
関東大震災後に起きた韓国朝鮮人虐殺を矮小化したり
道徳の教科書では、近所のパン屋での出来事を
近所の和菓子屋や和楽器店に変えたものを採用したり
まるで、戦前の軍国教育に戻そうとしているような流れがある。
有志の教師達が客観的な立場で作った教科書を採用した学校に
抗議のハガキを送りつけた人たちに直接インタビューするなど
丁寧な取材の積み重ねで次々と紹介されてゆくその様を観て
政治が教育に関与したらそれは亡国の始まりだと
改めて、背筋が寒くなった!!
自国の歴史、
日本の様な長い歴史がきちんと記録されていることは
素晴らしいことだと思うし、
自国の文化や国土に自然に愛着を持つことは大事で、
私はとても良い事だと思う。
が、それは国に強制されることでは無い!
悪戯に自国に対して卑下する必要も無いが
過大に自国を褒め称えるのもおかしい。
冷静に公正に客観的に自国の歴史と向き合い
誇るべきこと、改めるべきことを
自分の頭で考えることが大事なのではないか?
国が教育にどのように手を入れようとしているのか
決して目を離してはいけない。
この映画を見たのは7月20日で安倍さん銃撃事件の後だったけど
この人がどれほど「教育基本法の改正」で教育を歪めたか〜
森友学園に絡んだ一連の出来事と、
安倍さんがやって来た「教育基本法の改正」が
この映画のお陰で、みんなピタッと繋がった。
私は、恐ろしい人だと改めて思った!!
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