「ロシア版恋愛物語といったところ。女性の方には特におすすめ。」ICE ふたりのプログラム yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
ロシア版恋愛物語といったところ。女性の方には特におすすめ。
今年57本目(合計709本目/今月(2023年2月度)23本目)。
今週は他の作品が特に有名どころが多いという事情もあって、大きなホールが割り当てられているのにたった2人で鑑賞…といったさみしい状況(というか、ここのサイトの趣旨的に、日曜日に見ました、って月曜日に投稿が増えるのかな?)。
公式サイトやここの特集予告などが示すように、フィギュアスケート選手ながらに大けがをして再起が難しいと思われた主人公の女性ナージャの前に、アイスホッケーの選手の男性サーシャが現れ、2人の恋愛を描きつつも、さらに彼女の復帰をまっていたものとは…というストーリーです。
やや字幕、内容的に、フィギュアスケートに関すること(アイスホッケーに関することはほぼでない)に関するルールや用語ほかが一部前提になっているところもありますが、この冬の時期はオリンピックでも日本や他国の有名なカップ杯などの中継もあるので、意識すれば見ることは可能でしょう(Youtubeなどでも、フィギュアスケートの動画、結構ありますし)。また、ロシア映画ですが、大半を恋愛ストーリーに絡めているので、「ロシアの思想関係」はほぼほぼ出ない(出ても1割か、気が付かない人もいそう。多分ほぼないはず)し、当然のごとくウクライナ侵攻問題の話も出てきません。そのあたりは賛否両論あろうかと思いますが、政治経済とアミューズメントを分けないと混乱してしまいますので…。
内容がどうしても特殊な分野ではあるものの、「フィギュアスケートを通じた恋愛」というものは日本ではなかなか作りにくく(事実上、北海道くらいでしか作りえない?)、その意味ではロシアやスウェーデン、ノルウェーなどのより高緯度の国の「特権」だと考えることもでき、そこからやってきた「一つの変わった恋愛作」ということになろうと思います。
やや字幕上わかりにくいかな…というところはあるものの、理解の妨げにもなりませんし、どうでもいい政治思想の押し付けやらといった部分もほぼほぼ感じられないので、採点上考慮していません。
できればカップルや彼氏彼女の方で見ていただければ、といったところでしょうか(というか、3月3日の「なのに、千輝くんが~」を単にぼっちで行ったらそれこそ恥ずかしそう…)。