「映像は激しく、ストーリーは甘く。」アンビュランス caduceusさんの映画レビュー(感想・評価)
映像は激しく、ストーリーは甘く。
銃撃戦やカーチェイスは、もはやハリウッドの独壇場だ。
あらゆるカメラワークを駆使して、観る側を退屈させることはない。
この分野で、出来ないことは、ほぼないだろう。
ストーリーは、血のつながらない兄の銀行強盗に巻き込まれたり、FBIとロス市警が対立したり、マフィア同士で仲間割れしたりと、特に目新しいものはない。
被害者が犯人をかばったりすることがあることは、よく言われているが、最後の警察官の「彼は命の恩人だ」は、どうなんだろう?
ちょっと、甘すぎるんじゃないだろうか?
弟のウィルが銀行強盗を手伝うのも、子供の治療費のためだとは思うが、ちょっとリアリティを感じなかった。彼の性格だと、拒否することは確実だろう。
このあたりが描けていないと、ただのアクション映画になってしまう。
ぜひ、劇場でご確認ください!
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