「LA愛・映画愛に溢れた作品」アンビュランス 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
LA愛・映画愛に溢れた作品
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救命士のキャム、湾岸戦争のヒーローながら職がなく幼い子と病気の妻を抱えているウィル、ウィルの兄弟分にして犯罪に手を染めているであろうダニー。
ストーリーが進んでいくなかのちょっとした会話やエピソードで、小ネタを挟みながら、三人を中心とした登場人物の境遇や性格が描かれていく。あぁ、こういうの好きだな。いい脚本だなと思っていたら、、。
銀行強盗にみんなが(する方も捕まえる側も)失敗して巻き込まれて、救急車での逃走が始まったらもうなんでもいいや。好きにやってくれ。
道路封鎖したらええだけやん。
もう家族のもとには帰れやんやろ。
そのお金はあかんやろ。
彼が命を救ってくれたてそもそも誰が撃ったんや。
警官殺しになったら罪が重くなるから死なさんようにしとるだけやん。
つっこみどころはいっぱいあるけど、つっこむ暇なく突っ走ってくれる。音楽も緊迫感を盛り上げてくれる。
圧巻は、「激走5000キロ」「ターミネーター」でカーチェイスが行われたLA河川敷でのヘリコプターとの追撃戦。
セイリング歌うところ笑っちゃった。
絵になるシーン満載。
最初から最後まで(ambuLAnce )LA愛に溢れた作品。もう少しで見逃してしまうところ、ここのレビューみて観に行ってよかった。
公開二週目、一番小さいスクリーン。観客2人。
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グレシャムの法則さんのコメント
2022年4月7日
特に、最後のひと段落のコメント。
映画配給会社で、この作品を買い付けた担当者が喜んでくれそうな暖かいレビューですね。
こういうお客様が一人でもいるなら、また次も頑張ろうと、もし私がその担当者なら励ましの言葉と受け止めると思います。