「キャラ造形が薄い!!」忌怪島 きかいじま keytonさんの映画レビュー(感想・評価)
キャラ造形が薄い!!
天才脳科学者(?}の主人公が沖縄の孤島で「シンセカイ」というITベンチャー企業でVRを使った事業に加わったところから始まり、その孤島に伝わる言い伝えに巻き込まれるSFホラー(たぶん)。
ツッコミどころ満載で手の付けようがない内容で困惑しました。ただ、斬新だったのがユタのおばあちゃんに脳波を図るヘルメットを装着させて分析するシーンはキョトン。
オカルト相手に真面目に且つ科学的に証明しようとしている姿を見て、滑稽を通り越して唖然としてしまいました。
相変わらずのゆっくりテンポでじれったいシーンも多々あり、ストレスを感じる部分もありますが、主人公とシンセカイチームの人物描写がほぼゼロに等しく、「Youは何しに南の孤島へ?」と終始思いながら鑑賞していました。なんのために島全体ををVRで再現しようとしていたのかよくわからななかった。
物語途中からホラーというより探偵モノに近く、金田一の雰囲気に近い印象でした。データ収集に携わった人が映した映像の中に「謎の人物」が映り、それを突き止めるために島の中を奔走する展開がホラーではなくミステリーそのもの。
今回、1100円で観賞しました。正直、定価で観る内容ではないと感じました。
コメントする