「あまりにもお粗末な映像」ザ・メガロドン 怪獣大逆襲 FORUM8さんの映画レビュー(感想・評価)
あまりにもお粗末な映像
B級映画どころか自主制作映画のレベルです。まずパッケージからして詐欺。
まるで空母を飲み込むほどのサメが描かれてますが、本編でのサメは全然小さく迫力が無い。それでいてCGが素人レベルで、全く臨場感や恐怖感ゼロ。
脚本も面白くなく、サメとの攻防より他国の海軍と戦闘にならない為に奮闘する内容です。
そして一番残念な部分が、最悪のカメラアングル。登場人物が映るシーンは基本的に単調なアップのみで、全く臨場感無し。乗ってる戦闘艦は最新のイージス艦(これまた嘘くさいCG)みたいなスタイルですが、艦内のシーンは全て時代遅れの退役した戦艦で撮影したようで、あまりにもチグハグな映像。軍服に至ってはワークマンで買ってきた紺色の作業服に、アマゾンで買ったレプリカのワッペン1枚貼った程度のビジュアルで、全てに貧乏くさい仕様が滲み出てます。極めつけは戦闘艦のレーダーやミサイル発車がたった1台のデスクトップPCで操作されており、本編よりお粗末なセットをいかに笑えるか。これがこの映画の楽しみ方だと気がつきました。
最新鋭のハイテク艦という設定ながら、甲板と操舵室の出入口が木製の扉だったりと、もしかしたら古びた漁船で撮影してるのか?と、ある意味楽しめました。
どうしてもこの映画を見るというなら、是非そこに注目して欲しいです(笑
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