アラビアンナイト 三千年の願いのレビュー・感想・評価
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シェヘラザード
物語研究者の女は学者の女に典型的な靴を履いている。貧乏ゆすりしながら指でさーっと文字を撫でてテクストを読む。右手の人差し指1本でPC打つ。素敵。孤独を愛している。素敵。欲しい、と思ったら喉がごくんと動く。素敵。
千夜一夜物語で殺されないために毎晩毎晩語るのはシェヘラザード、女。この映画で千夜一夜を語るのはジン、男。その何千年もの物語を聞くのはアリシア、女。ジンを殺すのでなく自由を与える立場にあるのがアリシア。女が求め男が語る。素晴らしい構造。
ナラトロジー、今、必要とされているのは物語だと思う。こうすれば金持ちに、健康に、長生きに、いい学校に、老後も豊かに、永遠に美しく、じゃない!安易な作りの禍々しい薄っぺらい能書きなんか私達は要らない。昔々の話、今でも通じる話、想像力が燃え上がり何度も聞きたい話。それは語り継がれ足される長い長い本当に長い話。
一人で幸せで充実している女が、男のシェヘラザードから何千年もの物語を聞く。これ以上幸せなことはないかも知れない。ティルダの映画で号泣に近いほど泣くとは思わなかった。
よく分かりませんでした
難しいというか、そんな難しい内容でも─、いや色んな設定や時代が交錯してるから─・・・とにかく分かりやすくはない、とは思います。なんか、そんな面白くもないし。結局、願いとかジンのその後の存在とか・・・色んなもやもやがあります。
ナラティブ心理学が数多く展開され最期の願いは!?
知性豊かで欲望のない神話研究家が願うことは、
そしてその結末は何であったか?
3000年以上生きた愛多い魔人か、
孤独を愛するバツイチ神話研究家以上の知性がないと解答は分からない?
解答できる人なら、
画像も音楽も物語りも楽しいお勧め映画です。
「マッドマックス」シリーズの鬼才ジョージ・ミラーが、
イスラムの説話集「アラビアンナイト」をモチーフに撮りあげたファンタジー映画。
3000年もの間幽閉されていた孤独な魔人と現代の女性学者の「願い」をめぐる寓話を描く。
ジョージ・ミュラーおとぎ話
現代にランプの魔人ジンが現れたら?偶然、ジンを呼び出した孤独な女性とジンがアラビアンナイトのように語りあう話。
ジンの語り部分は面白かったです。色々な人間の欲や思惑。そしてどんなオチになるのか?(主人公の願いは?)と思って観てたら、唐突に恋愛。恋愛モード後はなんか蛇足な気がして。もう少しひねりが欲しかったかなあ。なんか難しいこと言って、愛ってなんぞや?のような事を伝えたかったのかもしれぬが。
願いごとは一つで
雰囲気としてオモシロイのかな~
そして笑えるかな~などと
と期待しましたが…
ちょっと外れました
ほぼ魔人の過去のstoryで
興味が持てず
四番めのstoryに
少し興味が湧いたぐらいです
どちらかと言うと女性の
願い事が何なのかと
そこに趣を置いていたので
魔人だけの話しに眠気は
なかったのですが・・
余りにも話が長い
女性の願い事はなく
充実した人生
でも一つだけ・・・
願いを叶えた
もう少し興味があったら~
映像は工夫されてよかったと思います
予告編、よく出来てますよね
スペクタル映画ではありませんでした。
ほとんどが、バスローブをまとった人間の女性と魔人のお話です。
過去に魔神が封じ込められてたストーリーを回想していくのですが、間延び間が半端ない。
まぁ、そういう映画なんでしょうけど。
思っていたような作品ではなかったので、どーしても評価は低くなってしまいます
じじばばの恋?
評判がよさそうだったので、初日に見てみました。結論・感想は「じじばばの恋」でしょうか? 映像も良く、語りかけるような展開もよいのですが、ちょいと抑揚が小さいような気がしました。ジンとアリシアが恋におちる理由・契機もよくわかりません。この映画を好む人と好まない人で大きく別れるような気がしました。
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
もう少し「恋の駆け引き」があっても良かったのでは?
魔人が語る身の上話は、まさにアラビアンナイトの世界で面白い。
彼が瓶に閉じ込められ、あるいは自ら閉じ籠った理由が「愛」であったことを知り、主人公が、彼を愛し、愛されることを願うようになる経緯にも説得力がある。
特に、心を奪われる瞬間に、女性が生唾を飲み込む描写は印象的である。
その一方で、願いを叶えてやりたい者と、それを拒む者のやり取りは、案外あっさりと決着してしまい、少し拍子抜けしてしまう。
もう少し、駆け引きや騙し合いのドタバタがあれば、より面白い話になったのではないだろうか?
また、「物語の物語」のはずなのに、「いくら科学技術が発達しても、人々には神話が必要だ」といったメッセージが、あまり感じられないのも物足りない。
ラブストーリーに寄せすぎたせいか、物語に深みが出せなかったのは残念である。
ところで、冒頭に出てきた、空港の小さい男と客席の白い男は、いったい何だったのだろうか?いつかまた出てきて、話を面白くしてくれるのではと期待していたのに・・・
女性の願いは物語を生む
文学者の妙齢女性と魔人のお話で、2人の俳優のおちついた演技で最後まで集中出来た映画でした。
魔人が叶えてくれる3回の願いが生んだ3つのエピソードから、文学者が自分の願いに行き着いた時の仕草が印象的です。
男性が願いを叶えてもらう話だと、殺伐とした目に見えるものになりそうなのに、女性だと自己の心情や周りとの関係とかになり、考えさせられるものとなりました。
魔人は現代の環境が苦手なターザン、ハルク、はたまたベルセルクのガッツぽい感じで、女性にはとても魅力的なのかなと思いました。
やはり、3という数字は聖なるものでした。
つまらない恋愛映画でがっかり
予告を観て面白そうと思い観ました。ジンが語る過去の部分は大変面白く楽しめましたが、ジンとアリシアが恋人になってからありきたりのストーリーになり面白くなかったです。少し観た事を後悔しました。
ジョージ・ミラー印
人間の欲と機能を抽出してそれをエンタメ映画に仕立て上げてみせるのがジョージ・ミラー印で今作もきっちり素晴らしかったです。
今作はそこに孤独の恐怖も混ぜ込んで、あれだけ警戒心バリバリだった主人公も物語を重ねることで警戒心を解いていく様を見せつけられるっていう、ナラティブがどう人間に作用するかっていう恐ろしさも実はしっかり描いてて、さすがマッドマックスだぜ…、と思いました。
あの魔人、主人公の近くにいないとき、何してるんでしょうね…、と怖いことも想像させてくれる、でも間違いないのは物語の力が一人の女性を幸せにした、そんな反芻が楽しい映画でした。
全てはかりそめ
あのジョージ・ミラーが紡ぐ、ポエムであり、おとぎ話。
世の中ってのは、皮肉な矛盾で出来ていて、本当に望むものは手に入らないんだ。
永遠なんてとんでもない。
全ては「かりそめ」。
だから人はそんな一瞬の喜びに耽溺するんだな。
知らんけど。
予備知識なんもナシ。旧約聖書、古代や近世の知識にも疎いので、それはそれで私なりに解釈するしかないけど、特に冒頭から昔話の部分はワクワクして観ていられたが、最後、現代に移ってから急に難解さが際立ってきた。
海外のおとぎ話って、最後が幸せなんだか悲しいんだか解んないの多いし。(浦島太郎やかぐや姫とかもそうかも。)
ま、率直に言って私の様な難しい事は苦手な映画好きには、こっちから寄せていかないといけない映画だけど、おとぎ話として楽しむ分には。
あとは今後の解説や考察や他の方のレビューで頭の中を補完して参ります。
色のコントラストとか衣装・美術とか、鑑賞物として楽しめる要素も多いので。
アラジンと魔法のランプ🧞♂️で有名な アラビアンナイトをモチーフ...
アラジンと魔法のランプ🧞♂️で有名な
アラビアンナイトをモチーフに
マッドマックスのジョージミラー監督が
壮大なお伽噺の世界を描いた!!
イギリスの作家A.S.バイアットの
「The Djinn in the Nightingle's Eve」原作
3つの願いを叶えると
呪いが解けて自分自身も自由の身になると
🧞♂️ジンは紀元前まえからの
3000年にも及ぶ自身の物語を語る。
トルコ イスタンブール
オスマン帝国の宮殿広場や浴場
物語の時代毎に変化する独特な世界観
神秘的で美しく知的な大人の寓話
存在自体がアートな大好きな女優
ティルダスウィントン が演じる
神話を研究する学者アリシアと
優しい魔人ジン( イドリスエルバ)
真摯に向き合う姿
他者との関わり方・距離感
物語が終わる頃には切なくもなり
すごく
すごくいい
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